朝、目覚めたら、なるべく早く体の活動スイッチをONにしたいところ。

そこで、ヨガインストラクターとして活躍中のチアキさんに、交感神経を優位にして、体を活動モードに切り替える「朝活ヨガ」を教えてもらった。
今回は、内臓を活性化し、リンパの流れをよくする「体側を伸ばすポーズ」。”溜め込み体質”の改善に役立てて。
【チアキさんの朝活ヨガは、ほかにも!】
●体幹を強化!ぽっこりお腹改善に役立つ「ハイランジ」
●下半身を引き締め!骨盤の歪みを正す「三日月のポーズ」
●全身引き締めにも◎。むくまない美脚を養う「キャット&カウ」+「スパイラルバランス」
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”溜め込み体質”脱出!メリハリのある下半身作りにも◎
食べたものを排出しない”溜め込み体質”は、ダイエットの敵。そんな人にオススメなのが、内臓を活性化する「体側を伸ばすポーズ」です。肋骨周辺の筋肉をストレッチすることで内臓の活性を助け、腕
さらに、肋骨を引き上げるときに、横隔膜をはじめとする”呼吸筋”をほぐすので、呼吸がしやすくなります。つまり、朝にこのポーズを行うと、消化力が上がり、頭もスッキリとした状態で1日をスタートすることができるんです。
体幹部をしっかりと使う「体側を伸ばすポーズ」は、美しいくびれには必須の「腹斜筋(ふくしゃきん)
毎日の習慣にすることで、メリハリのある下半身作りにも役立てましょう。
股関節の柔軟性も高め、
下半身痩せに役立つ「体側を伸ばすポーズ」

【1】脚を左右に大きく開く。足指を開き、大地にしっかりと下ろす

【2】左足のつま先を90度の向きに置き、膝を曲げる。骨盤を立てた状態で、脚を安定させる。
POINT!骨盤の向きを正面に整える

両胸を天井方向にむけるのがポーズのコツ。いまいち、わかりづらい…という人は、右手で

【3】左ひじを曲げて、左の太ももの上に添える。左の股関節を縮めながら、胸と肩を開き、上体を傾けていく。天井方向に背骨を伸ばすようにして、左の付け根を折りたたんでいく

【4】右脚内側のラインから背骨がつながる位置に上半身を整える。右脇腹、左体側を引き上げつつ、右腕を伸ばしていく
【5】そのままの姿勢で、ゆっくりと5回、呼吸を繰り返す。このとき、吐く息で下腹部を奥にしまい、吸う息で胸を大きく広げる
【6】【1】の姿勢に戻り、右脚でも【2】から3を行う
さらに、股関節の柔軟性を高め、シェイプアップ!

お尻の位置を引き上げながら、ももの上に置いていた腕を床へ下ろして。お尻と下腹部の筋肉を引き上げるようにしながら、さらに左股関節を開く。胸の真ん中を引き上げながら、呼吸を深めて。
動画を見ながら「体側を伸ばすポーズ」にトライ!
「体側を伸ばすポーズ」は脚力を養いながら、股関節や肩まわりの上半身の柔軟性も高めることができます。ぽっこりお腹を改善したい人は、試してみてくださいね。
文/Kano Numata 写真・動画/瀬尾直道
衣装協力/ヨギー・サンクチュアリ 取材協力/スタジオ・ヨギー
【チアキさんのヨガレッスンは、ほかにも!】
●【夜活ヨガ】ほっそり美脚に!下半身デブ改善に役立つ「牛の顔のポーズ」
●【夜活ヨガ】肩・首のコリも改善。痩せ体質に導く「お魚のポーズ」
●【夜活ヨガ】下半身のむくみを撃退!お腹痩せ&脚痩せに役立つ「扇のポーズ」
●【朝活ヨガ】体幹を強化!ぽっこりお腹改善に役立つ「ハイランジ」
●【朝活ヨガ】下半身を引き締め!骨盤の歪みを正す「三日月のポーズ」
●【朝活ヨガ】全身引き締めにも◎。むくまない美脚を養う「キャット&カウ」+「スパイラルバランス」
チアキ

1986年生まれ。ヨガインストラクター、コンテンポラリーダンサー。日常生活をより豊かにするために丹田への意識を深め、
ヨガスタジオ「スタジオ・ヨギー」の新宿EASTやTOKYO、渋谷スタジオ、などでレッスンを担当し、脳生理学者・有田秀穂博士が代表する「セロトニンDojo(ドージョー)」