下腹やせの入門動作！下腹は顔を洗って凹ませる
顔を洗うときにお腹を引っ込めます。この動作には、背すじを伸ばした状態では下腹を引っ込めにくい人でも、下腹を凹ませやすいというメリットがあります。えぐるようにお腹を引っ込めて下腹をしっかり使いましょう。
≪やり方≫
・背中は丸め、下腹までお腹を引っ込めて顔を洗う。最低10秒は続ける。
これでもOK！腰が痛くてもできる
抱え込むように体を洗面台につけ、お腹を引っ込めながら顔を洗うと腰への負担をぐんと小さくできます。少しでもよいからお腹を最後まで引っ込め続けます。
≪やり方≫
・ひざ、お腹、ひじなど、体をできるだけ洗面台につけ、洗顔する。腰がつらいときはこの体勢で片手で洗うとラク。
効果アップ！全身やせを狙う
スクワットのように腰を落とし、お腹を引っ込めながら顔を洗います。この動作では上半身も下半身も使うことができます。足腰の衰えを感じはじめた人にもおすすめです。
≪やり方≫
・足幅を肩幅よりもかなり大きく開いて、スクワットのように腰を落としふんばる。その状態で、胸を張ってお腹を引っ込めながら洗顔する。腰を落とすほど下半身引き締め効果がアップ！
腰痛を予防しながらペタンコ下腹に！
洗顔中にお腹を凹ませておく動作は、お腹やせ目的にとどまらず腰痛の予防にもとても有効。お腹を引っ込めると、お腹の出っぱり具合を左右している腹巻状の筋肉がキュッと締まります。自前の筋肉を腰痛用のコルセットのように締めて使うことで、腰痛の予防にもなるというわけです。
洗顔時の背中を丸めた体勢は、立っているときよりも下腹を引っ込めやすくなります。ご自分の目的によって、無理のない洗顔動作をお選びください。私は昔ひどく腰を痛めているので、用心して腰の疲れ具合によって洗顔動作を使い分けています。
◆教えてくれたのは：植森美緒さん
健康運動指導士・ドローインの第一人者。1965年生まれ。ダイエットに10年間失敗し続け、無理な運動で腰を痛めた経験を持つ。「日常動作を変えれば人生が変わる！」をモットーに、生活の中で無理なく行えるダイエット・健康法を提唱。自らもそれを実践し、腰痛を克服。ウエストサイズ58センチの体型を維持している。カルチャースクール、専門学校、整形外科、自治体、健康保険組合、 企業、女性誌、テレビなど多彩なステージで活動を重ねる。その場で効果を実感できるセミナーが好評で、直接指導した人数は４万人超。著書に『1日1分で腹が凹む 4万人がラクに結果を出した最高に合理的なダイエットの正解』（ダイヤモンド社）など、ベストセラーも多数。https://www.mio-u.net/profile/
●14kg減のダイエット後、30年以上ウエスト58cm！健康運動指導士・植森美緒さんはどうやって体形をキープしているのか？カギは「日常動作」