天皇皇后両陛下が2024年6月10日、芸術の分野で大きな業績をあげた人々に贈られる日本芸術院賞の授賞式に出席されるため、東京都台東区・上野にある日本芸術院会館を訪問された。
日本芸術院賞には9人が選ばれ、特に業績が顕著として贈られる恩賜賞には、建築家の隈研吾さん、能楽師の福王茂十郎さん、小説家で詩人の多和田葉子さんが選ばれた。授賞式では1人ずつ受賞者が賞状などを受け取り、天皇皇后両陛下は受賞を拍手で祝福された。
天皇陛下は「今後とも人々が心豊かな生活を送り、活力ある社会を築く上で、芸術文化が重要な役割を果たしていくことを心から願っております」と述べられた。隈研吾さんとの懇談では、天皇陛下が「設計されるときに周囲の環境を考えられるんですね」と声をかけられ、雅子さまは「歩いている時にひらめいたり?」と質問された。
昨年もホワイトコーデ 刺繍でフェミニンに
雅子さまはホワイトのジャケットと帽子をお召しに。ジャケットの襟やスカートに、光沢感のあるボタニカル柄が施されていた。シンプルなスタイルだったが、フロントボタンの位置が低いので、インナーを見せるようにデコルテ部分が空いていたり、襟の形が長方形になっていたりと、こだわりを感じさせるコーデだった。
雅子さまは昨年も涼しげなホワイトコーデで出席されている。一番上のフロントボタンの位置が高く、インナーや首元が少し見えるジャケットで、フォーマル感があり、キレイめなスタイル。襟やカフス部分に刺繍が施されているデザインで、フェミニンさが演出されていた。
2019年の授賞式では刺繍と軽やかさを両方合わせたコーデ
2019年6月に開催された同授賞式では、昨年と今年の特徴を合わせたようなデザインのセットアップをお召しに。雅子さまはカフスや襟元などにブレード(布の端の始末や刺繍などに用いられている縁飾)が施されている水色のアンサンブルを選ばれていた。インナーが見えるVネックのジャケットで、軽やかさを演出。また、首元があいているので胸元の大粒のパールの輝きにより、さらに華やかな雰囲気に。