秋になると着たくなるブラウンカラー。とはいえ、まだ暑さが残る初秋は、ブラウンより軽いベージュカラーが活躍。そこで、皇后雅子さまの秋のベージュカラーコーデをチェック。ワントーンコーデでものっぺりしない小物術にも注目したい。
ブラウンを合わせたグラデーションコーデで洗練された印象に
2013年11月、インドへ公式訪問される上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)をお見送りの際、雅子さまはオフホワイトのセットアップをお召しに。
雅子さまは、ブラウンの靴やバッグを合わせられた完璧なグラデーションコーデでお出ましに。セットアップと同素材の帽子は、幅広の濃いベージュのリボンがエレガント。アクセサリーはパールでツヤ感とエレガントさをプラスしている。
ベージュ小物でコーデに奥行き、エレガントさも加算
2017年9月に奈良を訪問された際は、オフホワイトのパンツスーツに透け感のあるベージュのストールをお召しになっていた雅子さま。
マニッシュなオフホワイトのパンツスーツに、ベージュの柔らかい素材のストールを合わせることで、優雅な印象にまとまっている。スカーフにはほんのり光沢があり、優美な雰囲気もプラス。バッグもベージュをセレクトし、ストールと相まって、ワントーンコーデでも立体感が生まれ、洗練された印象になっている。
ゴールドのレーススカートにベージュを合わせて抜け感をプラス
2019年10月、お住まいの赤坂御所で、「即位礼正殿の儀」に出席した外国王族をもてなす「茶会」を開かれた際にはゴールドのレースがポイントのセットアップをお召しに。
シャンパンゴールドのレースがフェミニンなフレアスカートに、同じレース生地が部分的に配されたベージュのジャケットを合わせたワントーンコーデ。足元はオフホワイトとベージュのバイカラーのパンプスで抜け感をプラス。
ピンクベージュのパンツスーツにストールで優雅さをプラス
2023年10月、石川県をご訪問の天皇皇后両陛下。雅子さまは、ピンクがかったベージュのパンツスーツにストールで首元にボリュームを出したコーディネートだった。
とろみのある素材感のパンツスーツは、ストールと相まって優雅な雰囲気にまとまっています。優しいベージュカラーはともすればのっぺりしてしまうが、ストールをプラスすることで、コーデに立体感が生まれる。バッグや靴もベージュやオフホワイトでそろえられ、ヌーディカラーでまとめた上品なワントーンコーディネートだった。
レーススカートが可憐なセットアップにオフホワイトでノーブルさを際立てて
2023年10月、天皇陛下とともに、東京文化会館にて行われた、熊川哲也さん主宰のバレエ団の公演を鑑賞された際は、2019年にお召しのセットアップを選ばれた雅子さま。
シャンパンゴールドのチュールレースが可憐なムードのスカートに、ベージュのジャケットを合わせられきちんと感をプラス。足元は、光沢感のあるオフホワイトで抜け感もばっちりのワントーンコーデ。2連のパールネックレスにパールのイヤリングと、靴も光沢感のあるオフホワイトでそろえられ、ドレッシーな雰囲気も漂っていた。