今年6月にオープンしたヨドバシカメラの新業態『ヨドブルーム(Yodobloom)池袋店』などで活況を呈している「美容家電」に注目! 自宅で顔のケアができる美容家電から、肌の深部まで温めてハリや弾力をもたらすラジオ波とも呼ばれるRF機能がついた注目アイテムを紹介する。
じんわり温めながら肌悩みを改善
「ラジオ波」とも呼ばれるRFは、Radio Frequencyの略 。
「水分に反応して物を温める性質があり、肌に照射すると深部まで温め、血行やリンパの流れを改善。くすみやむくみを予防できる。コラーゲン生成を助け、ハリや弾力をもたらし、ターンオーバーを促す働きも」(白物・美容家電ライター 田中真紀子さん)
エイジングケアに特化したRFを搭載 ヤーマン「Bloom 6」
効果的にRFを肌に届けるカギは、電極の構造にある。動かし方によってムラが出る「点電極」ではなく、広範囲にまんべんなく行きわたる「並行電極」を開発。
本製品はさらに進化した「5重リング電極」を採用。皮膚に当てる部分が5重のリングになっていることにより、0.5~2.5MHzの10種の出力でRFが波紋のように肌で広がり、従来品(「YJFS16Y」)より深く、角質層まで均一に温める。さらにEMSのアプローチによりハリと弾力のある肌へと導く。
本製品と従来品(「YJFS16Y」)の温度上昇を比較したところ、本製品は、温まりの速さが 45%、10分間の使用後は温まりの均一性が41%、深さは71%アップした。
即効性を実感できるリフトアップ美顔器 MTG「ReFa DERMA HEAT(リファ ダーマ ヒート) 」
「肌に熱を送りたいけれど、高温では肌を傷める」というジレンマにより、これまでの家庭用美顔器(※1)の出力には限界があった。そこで同社は3年の歳月をかけ、肌深層の角質層まで連続して高周波振動熱を届けると同時に、肌表面のみを冷却する独自技術「ダーマヒート」を開発。温×冷の同時アクションにより従来品(※1)に比べ、約2.6倍の出力を実現した。
また、40mmの幅広ヘッドは一度に広い面をリフティング(※2)し、効率的なケアを叶える。
「1回の使用で肌がふっくらし、しわ感が薄くなりました。特に効果を感じたのは目もと。たるみが改善!」(田中さん)
ヘッドには赤色LEDを搭載。半顔3分と、短時間で肌深層に振動熱を送り続ける。深部を温めつつ、肌表面を冷やす構造。温めているのに熱くない、冷えているのに奥は熱いという不思議な感覚が味わえる。
※1 従来品「ReFa BEAUTECH RAISE」との比較。
※2 美顔器の動きによる。
1台9役の本格エイジングケア パナソニック「バイタリフト RF EH-SR85」
同社史上最高出力の3MHzのRF、デュアルダイナミックEMS、赤色LED、イオンの4つの機能を搭載。モードは4つあり、3~4つの機能を同時出力する「マルチアクティベートテクノロジー」を採用。
「頬のハリケア」「肌のキメケア」「角質くすみケア」など9つのエイジングケア(※3)を1台で叶える。
※3 年齢に応じた、機器を使った肌ケアのこと。
◆教えてくれたのは:白物・美容家電ライター 田中真紀子さん
常に多数の最新家電を使用しながら生活者目線で情報を発信。生活総合情報サイト「All About」では白物・美容家電ガイドを担当。https://makiko-beautifullife.com/
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2024年10月10日号