海の向こうで、日本の韓流ドラマファンたちが胸をときめかせるビッグニュースが報じられた。韓国の芸能エンターテインメントサイトが、「韓国人俳優チョン・ヘイン（36才）が、次回作で日本の連続ドラマに主演か」との速報を流した。
ブレークし“国民的年下彼氏”に
同サイトによると、ヘインの所属事務所FNCエンターテインメントが「日本のドラマは、次回出演作の候補の1つだ」と明かしたという。「この記事をきっかけに、ヘインさんが日本のテレビ局から連続ドラマの主役のオファーを受けて、前向きに検討中だというニュースも報じられるなど、盛り上がりを見せています」（韓国在住ライター）
ヘインといえば、30才のときにドラマ初主演を果たして、2019年には日本で放送された純愛ドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で、一途な年下彼氏を好演。韓国では、同作が「2018年最も話題になった韓国ドラマ」と評価されて、ヘインは、次世代イケメン俳優として大ブレーク。“国民的年下彼氏”と呼ばれるほどに、名を上げた。
日本でも韓流ドラマ好きの女性視聴者たちの注目の的となり、30代ながらもアイドル並みの人気を獲得。その後もNetflixで視聴できる純愛ドラマ『ある春の夜に』では誠実なシングルファザーを演じるなど、清廉なイメージで語られる人気俳優となっていった。すでに今年も、9月13日に韓国で公開された映画『ベテラン2』をヒットさせ、女優チョン・ソミンと共演したラブコメディードラマ『ママ友の息子』で高視聴率を獲得。アジア全域でも高い知名度を誇る人気者だ。
そんな大物が、日本のドラマに主演するとなれば、日韓両国で話題になるのも必至。すでに、韓国のSNSでは「日本にもファンが多いから仕方ない」、「日本人がうらやましいけれど、きっと韓国でも見られるはず」、「ヘインの新境地が見られるかも、楽しみ」と、多くの声が飛び交い始めた。もちろん、情報収集の早い日本の韓流ドラマファンたちからも「毎週ヘイン様がみられるなんて眼福」、「マジで？ 共演する相手は誰？」と歓喜のコメントが上がっている。
お相手は年下の日本人女優？
日本のあるテレビ局関係者によれば、「近年は、日韓の俳優たちの交流が活発化しています。今年1月クールでは、TBS系ドラマ『Eye Love You』に、イケメン韓流俳優のチェ・ジョンヒョプさんが、二階堂ふみさんの恋人役で出演。逆に坂口健太郎さんは、子役時代から人気の韓流女優イ・セヨンさんと、韓国の動画配信サービス、クーパン・プレイ制作の韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』に主演しています。ヘインさんが日本の連ドラに主演するとしても、何ら不思議はありません」と解説した。
2010年公開の映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』で、松嶋菜々子とソン・スンホンがダブル主演するなど、以前から両国の俳優陣の共演は単発では実現していたが、いよいよ日常の風景になってくるのか。
気になるのは、どんな番組でいつ放送されるのか──前出のテレビ局関係者がこんな話を明かす。
「ヘインさんの事務所が“候補の1つ”としている通り、まだ詳細は話し合わされている段階のようですが、どうも“来年7月クールの22時枠”という具体的な情報が出ています。恋愛モノで、ヘインさんのお相手は“年下の日本人女優”なんだとか。まだ撮影時期すら固まっていないので、今後、変更がある可能性もありますが、多くの女性が胸キュンするような高視聴率ドラマになることは間違いないでしょうね」
もはやエンタメ業界では、日本を超えたともいわれる韓国。ヘインの主演ドラマなど、日韓のコラボがますます増えることで、閉塞感の漂う日本のエンタメ業界に風穴を開けるかもしれない。