朝晩は冷え、秋めいてきてファッションも肌の露出もぐっと減ってきた。そこで、皇后雅子さまの秋のパンツファッションをチェック。ワントーンコーデにスクエアのバッグを合わせた洗練された着こなしに注目したい。
クルーネックのインナーやエナメルパンプスで女性らしさを添えて
2006年10月、4歳の愛子さまの学習院初等科の運動会を見学された雅子さま。
シンプルなダークグレーのスーツは、インナーを白のクルーネックでほどよく肌見せし、抜け感をプラス。足元はツヤ感のあるエナメルのパンプスで、さりげなく女性らしさを添えている。ヘアスタイルも毛先を巻いて柔らかい雰囲気に。颯爽としたスーツ姿が素敵だった。
小ぶりなバッグとパールアクセで気品と女性らしさを漂わせたスーツスタイル
2007年10月、愛子さまの学習院初等科運動会の見学へ向かう雅子さま。
シンプルなグレーのパンツスーツをお召しになった雅子さま。足元は黒のエナメルパンプス、バッグも小ぶりな黒をチョイス。顔周りは明るくなるよう、白のインナーに、白のパールのイヤリングを合わせられ、ヘアスタイルもハーフアップにすることで、大ぶりのパールのイヤリングがしっかりと見え、ポイントに。シンプルながらエナメル小物を合わせることでおしゃれ度を底上げしていた。
黒多めのモノトーンコーデもエナメルやパールのツヤ感でさり気なく華やかに
2014年11月、ユネスコ世界会議ご出席のため愛知県入りし、ホテルに到着された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。
パンツスーツの着こなしも、インナーやパールアクセサリーで白を取り入れることで、清楚な雰囲気に。エナメル素材のパンプスは光沢感があるので、足元に抜け感が出て、重い印象にならないポイント。バッグも小ぶりなクラッチバッグを持つことで、バランスよくまとまっている。
軽やかな白ストールでパンツスタイルでも女性らしさをキープ
2019年9月、新潟での「国民文化祭」にご出席の雅子さまは、白のワンカラースタイル。秋になると活躍するストールも同色でそろえていた。
膨張色でもある白も、縦のラインが強調されるパンツスーツにすることで、縦のラインが強調されスタイルアップが可能。さらに雅子さまのように、ストールをかけ、長く垂らすことで、よりIラインが際立ち、スラリとしたたたずまい。センタープレス加工されたパンツやスクエアのバッグもメリハリをつけ凛とした印象になっている。
ワインレッドのワンカラーコーデはリッチ素材をMIXしてノーブルな印象に
2023年10月29日、東京都府中市の東京競馬場で行われた秋の天皇賞を、天皇皇后両陛下がご観戦。雅子さまはワインレッドのセットアップに同じカラーの台形のバッグをお持ちに。
ワインレッドやボルドーは雅子さまにとってお気に入りカラーのひとつ。襟にベロア素材が使われたワインレッドのセットアップはパンツだが、同じワインレッドカラーのベロア生地のバッグが上品さを底上げ。ワンカラーコーデにバッグや靴で異素材をミックスすることで、コーディネートに奥行きが生まれる。バッグが小ぶりでデザインに凝ったものだとおしゃれのポイントになり、一気に特別感がアップしていた。
ブラウン系のワントーンコーデはゴールドで華やかさをプラス
2024年10月14日、天皇皇后両陛下は、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭に出席するため、新幹線で岐阜県をご訪問。雅子さまは、ブラウンのパンツスーツにベージュのスクエアバッグを合わせられていた。
雅子さまは、オレンジに近いキャメル色のパンツスーツをセレクト。ダブルボタンのパンツスーツは、とろみのある素材感で優雅な印象だった。バッグはスクエア型のベージュで、金具がゴールド。そのバッグの金具に合わせるように、ゴールドのネックレスをつけられ、より温かくエレガントな雰囲気にまとまっていた。