皇后雅子さまが11月10日、大分県で行われた「全国海づくり大会」にご出席。雅子さまはバイカラーデザインのセットアップをお召しだった。そこで、これまでも何度もお召しになってきた雅子さまのバイカラーデザインのファッションを振り返る。
鮮やかなグリーンの膝丈コートでリラクシーなパンツを昇華
ご成婚の翌年1994年11月にサウジアラビアを訪問された際は、鮮やかなグリーンにネイビーの刺繍で縁取りが施されたジャケットをお召しになっていた。
ネイビーの刺繍の縁取りがおしゃれなグリーンのコートは、サイドに深いスリットがはいっていて、パンツスタイルでものっペりせず、メリハリのあるスタイルに。ボトムはゆとりのあるパンツのようだが、靴やクラッチバッグなどエレガントな小物使いで上品な着こなしに着地。グリーンにネイビーを合わせることで、落ち着いた知的な雰囲気にまとまっている。砂漠ではパンツやブーツは黒に替え、ストールはネイビーをセレクト。グリーン×ネイビーの帽子もかぶられ、大人カジュアルな雰囲気もプラスされている。
ロイヤルブルーに締め色の黒を効かせたメリハリコーデ
2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の雅子さまはロイヤルブルーのセットアップをお召しに。
鮮やかなロイヤルブルーのスーツは、ジャケットの襟がベルベット素材の黒なっていて、洗練されたデザイン。顔周りが明るく見えるよう、インナーには白のボウタイブラウスを、胸元にはパールのブローチをおつけになり、華やかさが漂う。足元は、襟のベルベットの色に合わせるように、黒のパンプスで引き締めている。
お気に入りカラーのロイヤルブルー×白の爽やか配色
2022年10月、宇都宮市で開かれた第77回国民体育大会の総合開会式にご出席の際は、お気に入りカラーのロイヤルブルー×白のセットアップをお召しだった。
ロイヤルブルーといえば、雅子さまのご公務ファッションでは定番カラーとも言える色。今回は、ロイヤルブルーのセットアップに、ロイヤルブルーのリボンの付いた帽子と、ロイヤルブルーが主役のコーディネートでした。
秋らしいこっくりイエローのセットアップにお着替え
2023年10月、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席するため、石川県をご訪問された天皇皇后両陛下。国民文化祭の開会式にご出席の際、雅子さまは、秋らしさを感じられるイエローのスカートのセットアップをお召しだった。
雅子さまのお召しになったセットアップのジャケットは、襟が小ぶりで女性らしく、襟の位置が高く設定されているので、それだけで、視線が上がりスタイルアップ効果が。縁は白で、ボタンも白、帽子も白×イエローのバイカラーで、白を点在させることで、ともすれば派手なイエローが優しい雰囲気にまとまっている。帽子やパールアクセサリーなど存在感のあるアイテムを顔周りに集中させることで、さらにスタイルアップ効果を高めている。
ミントグリーンにネイビーを効かせた爽やかコーデ
2024年11月10日、天皇皇后両陛下の定例地方訪問「四大行幸啓」のひとつである、「全国豊かな海づくり大会」大分県で行われ、天皇皇后両陛下がご出席。エメラルドグリーン×ネイビーのバイカラーのセットアップをお召しだった。
爽やかなミントグリーンのセットアップは、襟や袖ぐりなど、ネイビーの縁取りデザインがある。ともすれば派手と思われてしまうミントグリーンのセットアップも締め色の縁取りデザインで、落ち着いた雰囲気に。帽子には大きなリボンがついていて、華やかさのあるフェミニンな佇まいだった。
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