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《黒柳徹子は“慎ましやか”と礼賛したが…》大谷翔平の妻・真美子さんを悩ませる“理想の妻”幻想 日米で異なる「選手の妻の役割」で板挟みになる懸念

真美子夫人のアメリカ生活も2年目を迎える(写真/時事通信フォト)
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11月28日(日本時間)、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で大谷翔平(30才)の特集がスペシャル番組として放送された。同番組には、大谷が在籍していた北海道日本ハムファイターズの当時の監督で、昨年のWBCでも指揮をとった栗山英樹氏(63才)が出演。若き大谷の素顔から、真美子夫人(27才)との結婚まで秘話を明かした。

「おきれいなんだけど、前に出ない」

また、過去のお宝映像として、黒柳徹子(91才)とマツコ・デラックス(52才)が、大谷に好みのタイプを質問するシーンを公開。当時21才の大谷は「スポーティーでさわやかなかたがいい。ぼくが身長が高いんで、高いほうがいいですね」と答えていた。

映像を見た栗山氏は、「スポーツマンとか、背の高い人、楽しい人。言うことがずっと変わらないですよね。イメージ通りのかたと出会った」と、真美子夫人が大谷にとっての理想のタイプだったことを再確認していた。栗山氏は、結婚発表以前に大谷本人から報告を受けていたという。今年8月には、実際に真美子夫人と顔を合わせてもいる。

デコピンを抱える真美子夫人(時事通信フォト)
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「本当に一生懸命だし、すてきなかたです。翔平のことを何とかしようと思ってくれている」

そう話す栗山氏に対し、黒柳は、

「おきれいなんだけど、前に出ない」

「背も高いし、それでいて慎ましやかな感じでね。何かあるときは少し後ろに下がっていて」

と、印象を明かして“礼賛”。だが、そのやりとりに異論が噴出した。

「日本ではアスリートの妻といえば、陰で夫を支える“内助の功”が美徳とされがちです。たしかに、栄養学に関する資格を取得して、食事の面から夫を支えてきた“アスリート妻”はたくさんいました」(スポーツ紙記者)

「奥さま会」では“前に出る”機会も少なくない

思えば、3月に真美子さんがお披露目されたときから、その“控えめ”な服装や振る舞いに注目が集まった。いつも大谷の少し後ろを歩き、服装はスポーティーでカジュアル、使用するバッグはハイブランドではなく、その庶民的な価格が取り沙汰されたこともあった。

「それは日本での話。大谷選手がプレーするメジャーリーグでは、食事を例にとってもプロに任せるのが普通。妻は夫を応援するものの、“尽くす”とは違う。夫婦の時間を大切に過ごすことがパートナーとしての務めといわれています」(在米スポーツライター)

選手の妻たちがつくる「奥さま会」の活動に代表されるように、チャリティーなどの場では、選手本人に代わって妻が「前に出る」機会も少なくない。チームの中心にいる大谷の妻である真美子夫人には、相応の役割が求められるだろう。

「日本の古い“理想の妻像”が真美子さんに“三歩下がる妻”という幻想を押し付けていては、チームから求められる役割と、勝手に膨らんでいる自身のイメージの板挟みにあって苦しむことも考えられます。

真美子さんがその型にハマろうとするあまり、今後、着る服や身につける物、所作にまで自ら制限をかけてしまうのはおかしい。そうして真美子さんがストレスを抱えることになれば、大谷選手にもマイナスの影響しか与えません」(前出・在米スポーツライター)

夫婦の形は“十組十色”でいいのだ。

※女性セブン2024年12月19日号

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