ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、ツヤ肌のつくり方について。
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若い人たちの間では、ツヤ肌が流行っています。ツヤがあると健康的に見えますし、顔に立体感やハリを与えてくれるので、大人の肌にもぜひ取り入れたい質感。でも、ただツヤをプラスしても、肌のキメや毛穴が悪目立ちしちゃって、「テカってる?」ってなる恐れがあるんですよね。そこで今回は、大人仕様のツヤテクをお教えします。このところ、私自身も毎日やっている、お気に入りのテクです。
使うのは、肌に明るさと輝きをプラスする、ハイライター。これを、いつものベースメイクの、下地とファンデーションの間にちょこっとプラスするんです。ハイライターの形状はいろいろありますが、薄く伸びて肌にフィットするリキッドやクリーム状のものが、使い勝手がよくておすすめ。
ほどよいツヤ肌をつくるハイライターの使い方
コツは少量を、ポイント的に使うこと。ハイライトって塗った部分を高く見せてくれるけど、広くも見せてしまうから、量が多いと顔が大きく見えたり、ツヤではなくテカりに見えたりしてしまうんです。
顔全体に下地を塗ったら、つけるのは、まず、頬骨の上。ビーズ1粒くらいの量を中指に取り、両中指の先を合わせてなじませます。それを、笑ったときにいちばん高くなる部分から指1本分上、黒目の下から目尻方向にトントンとぼかします。次に同じ量を取り、眉間から鼻筋を通って目頭の高さまで伸ばしたら、眉間から額には、円を描くようにぼかします。最後に指先に残ったハイライターを、唇の上とあご先にちょんちょんとつけます。この上から、ファンデーションをいつも通り塗るだけ。