新年の皇室行事として恒例となっている「新年祝賀の儀」が、今年も1月1日に皇居で執り行われた。天皇陛下をはじめ皇族方が続々と参列するなか、愛子さまはローブデコルテ姿を披露され、華やかな装いが大きな注目を集めた。
肌を見せることで優美さを引き立てる
女性の成年皇族の正装として知られるこのローブデコルテとは、皇室ライターによれば、「襟元と袖が大きく開いた格式高いドレスで、皇族女性が公式行事や晩餐会などで着用する礼装のひとつです。欧州風のデザインが取り入れられており、元来は肌を見せることで優美さを引き立てるのが特徴とされてきました」というもの。
皇室儀礼では、伝統的なドレスコードを継承することが重要視されており、「公式行事にふさわしい格式」を守るためにも、あえて薄手のドレスを身にまとうことが求められている。ただ、真冬の衣装としては、「お寒いのでは」という声も。
「もちろん寒さ対策は万全。皇居などで公式行事が行われる場は、当日きちんと暖房が整えられるほか、移動時にも寒さをしのぐためのケープやコートが用意されております。もっとも、ローブデコルテは半袖といっても、長い手袋を合わせることが多く、肌の露出が見える部分より少ないともいわれます」(前出・皇室ライター)
多くの国民を魅了
ドレスには、歴史と伝統に根ざした格式や美意識がある。愛子さまのローブデコルテ姿は、こうした皇室の慣習を受け継ぎながらも、ご自分の個性が感じられる装いとして注目されてきた。ドレスの色やデザイン、そしてアクセサリーとの調和は、若々しい華やかさを添え、多くの国民を魅了する、という声が多く聞かれている。
今後、愛子さまはほかの公式行事でも様々なご衣装をお披露目される機会があると見込まれている。ご成長とともに進化していく装いにも、引き続き注目が集まりそうだ。