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《秋元康プロデュースの新アイドルグループRain Treeが1月29日にデビュー》「受験で毎晩泣いていた」メンバーで現役早稲田大学生の片瀬真花が語る大学受験

1月29日にアイドルグループRain Treeのメンバーとしてデビューする現役早稲田大学生の片瀬真花(撮影/山田涼香)
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秋元康氏プロデュースのIDOL3.0 PROJECTオーディションから生まれた17人組アイドルグループ・Rain Tree。今月29日にメジャーデビューを控えたメンバーの片瀬真花さんに、デビュー曲やグループの魅力を聞いた。また、現役早稲田大学生でもある片瀬さんから、受験生に向けてのメッセージも。(全3回の第2回)

メインメンバーに選ばれなかった悔しさを

──いよいよ今月29日にメジャーデビュー。実はRain Treeは、シングルごとに表題曲を歌うメンバーが選抜されるセレクション制です。今回、片瀬さんは表題曲ではなくカップリング曲のメンバーとして活動するんですよね。

片瀬:表題曲の「ILU」は可愛い感じの曲ですが、私たちが歌うカップリング曲の「僕のオーロラ」は「これから私たちのアイドル人生を見せてやるぞ」みたいな気迫がこもった曲になっています。歌詞もアイドルになるまでの道のりに沿ったような内容になっていて、今回、メインメンバーに選ばれなかった悔しさとかも表現しやすい曲なので、パフォーマンスを一生懸命頑張って、今の気持ちを届けたいと思っています。

──改めて、Rain Treeはどんなグループですか? グループの魅力や、ここに注目してほしいというところを教えてください。

片瀬:メンバーは本当に優しくて、お互いのことを思い合える子ばかりです。時には意見の言い合いもしますが、みんな自分の意見に根拠を持って話し合いに参加していて、真面目なメンバーばかりだなと思います。あとは、本当に仲がいい! 女子17人もいるのに、誰と誰がペアになっても気まずくならないんです。こんなグループはなかなかないと思うので、この仲の良さを保ったまま、これからも高め合っていきたいです。

大学では商学部で経営やビジネスを学ぶ(撮影/山田涼香)
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心理学はアイドル活動に繋がる部分が多い

──片瀬さんはグループの中ではどういうポジションなんですか?

片瀬:私は年齢的に真ん中くらいなので、年上のメンバーからも年下のメンバーからも、気軽にいろんな人から相談してもらえるような立ち位置になれたらいいなと思っています。

──最近のメンバーとの仲良しエピソードも教えてください。

片瀬:ご飯はいろんなメンバーとよく行きます。最近だと(遠藤)莉乃とイルミネーションを見た後に焼肉を食べて、今後のことについて語りました。あとは合宿からずっと同じだった(橋本)真希、(吉川)海未、(葉山)莉瑚、(朝宮)日向と5人でもイルミネーションを見に行きました。

──ところで、片瀬さんは現在、早稲田大学在学中。大学ではどんな勉強をしているんですか?

片瀬:学部は商学部なんですが、まだ1年生なので、今は専門的なことではなく会計や経営、ビジネスの基本となるようなことだったり、一般教養を学んでいます。あとは第二外国語で中国語を学んだり、自分で選択できる授業は心理学や国際関係のものを取っています。

──特に面白い授業はありますか。

片瀬:心理学はアイドル活動に繋がる部分も多くて面白いです。ファンのかたの「応援したい」という気持ちがどうやったら生まれてくるのかとか、人間は自分の弱いところをあまり見ずに、いいところばっかり見る生き物だとか、そういう話を聞いて、面白いなと思いました。

勉強も頑張ろうと気合いを入れている片瀬(撮影/山田涼香)
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──アイドル活動と両立して、勉強もしっかりされているんですね。

片瀬:入学したばかりの頃はやることが多くてパニックになってしまい、とりあえず通うだけ……みたいな感じにもなりかけたんですが。ずっと行きたかった大学ですし、学費を払ってくれている親にも申し訳ないと思って、勉強も頑張ろうと気合を入れ直しました(笑)。

「自分はこれだけ頑張ったから絶対大丈夫」という強い気持ちが受験のカギ

──今も受験シーズンですが、受験生に向けて伝えたいことはありますか?

片瀬:受験が近づくと不安定な気持ちになるのは仕方がないこと。私も泣き虫なので、受験の頃は毎晩泣いてました(苦笑)。でも、結局は「自分はこれだけ頑張ったから絶対大丈夫」という強い気持ちで挑むのが大事なのかなと思います。そう思えるように、日々の勉強も自分が納得できるまでやり切るのがいいのかなと。

──片瀬さんもそのくらい勉強を頑張っていたってことですね。

片瀬:そうですね。私は特にオーディションで勉強時間が取れていなかったので、周りと比べて焦る気持ちもありました。小さい紙に暗記するものを書いて持ち歩いて隙間時間で覚えたり、何も持っていない時も時間ができたら頭の中で学んだことを反芻したりとか、とにかく寝てる時間以外は常に何かしらの勉強してました。

──ご家族からの応援もありましたか?

片瀬:私の親は昔から好きなようにやらせてくれるタイプで。というか、私が自分のやってることに何か口出しされると不機嫌になってしまうので、親はとにかく静かに見守ってくれていました。普段はそっとしておいてくれるけど、落ち込んでる時は元気になる言葉をかけてもらえると、子供としては嬉しいですよね。難しいと思うんですけど(笑)。

親への感謝を忘れない(撮影/山田涼香)
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──親御さんに言われて嬉しかった言葉はありますか。

片瀬:私が自分で自分にプレッシャーをかけて追い詰められている時に「結果がどうなっても大丈夫だよ。仮に大学に落ちたとしても、絶対他にも道はあるし、なるようになるから頑張って」と言ってもらえたことは、すごく支えになりました。

取材・文/井上明日香

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