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三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマー、役者、そしてソロアーティストと多彩な顔を持つ岩田剛典。ソロで音楽活動を始めて約3年。新曲『Phone Number』(2月12日発売、ユニバーサル)をリリースする。収録曲の『Get Down』 『MVP』では作詞にも参加。そこには、音楽だからこそ表現できる本音が投影されていた。
――新曲『Phone Number』は、どんな1曲になりましたか?
岩田:新しい挑戦ができた感覚がある曲で、今後、ライブでパフォーマンスをするのが楽しみな1曲です。ライブの中で、この曲がどういう立ち位置になるかな…といまから想像しています。
――ちなみに、別れた相手の連絡先を消せないという歌詞の主人公の気持ちには、共感できますか?
岩田:共感できます。いまの時代でも、LINEとかではなく電話番号が消せない…というところが、この曲の良さでもあるかな(笑い)。
――確かに。連絡先と言えば、岩田さんが事務所の先輩で初めて連絡先を交換した人はどなたか覚えていますか?
岩田:直己さんです。ダンス繋がりで知り合ったので、LDHに入る前のことでした。
――そうだったんですね。初めて連絡先を聞かれた後輩は、覚えてますか?
岩田:(佐野)玲於かな。勉強を教えていたんです(笑い)。
――『Get Down』は、初のアリーナツアー『ARTLESS』でサプライズで発表された曲なんですよね。
岩田:はい。ツアーの中でも、ファイナルの日本武道館公演だけ、セットリストを変えたいという思いがあったんです。だから武道館では、それまでのツアーでは後半の盛り上げ曲として使っていた『MVP』をオープニングでやってしまうことにしたんです。もともと『MVP』を歌っていた後半の盛り上げ曲をどうしようか…と思ったときに、新曲を作って発表しよう!って。
――それは大胆な決断ですね。
岩田:そうですよね。ちょっと頑張りすぎました(笑い)。いきなり新曲を歌い始めたので、ファンの皆さんは驚かれたかもしれないです。今回、満を持ししてパッケージ化させていただきました。
──『Get Down』ともう1曲収録される『MVP』では、作詞にも参加されています。 作詞する際の制作アプローチは?
岩田:自分の体験をベースにする場合と、ストーリーを描いて創造で作詞する場合と両方あります。『MVP』に関して言えば、自分がいままで培ってきたダンスパフォーマンスの魅力を凝縮した曲を作りたくて、リリックでは自分の生きざまをかいた“生き様曲”になっています。だから、前回のアルバムにはあえて入れなかったんですよね。アルバムのコンセプトとは別の曲なので。アリーナツアー『ARTLESS』の初日に、サプライズで曲を解禁しました。何をしたらファンの皆さんに喜んでいただけるんだろうということしか考えていないので、計画的な男なんです(笑い)。
――自分の赤裸々な思いを率直に伝えられるのは、ソロで音楽を通してだからこそですよね。
岩田:そうなんです。言葉にすると恥ずかしくなってしまったり、わざわざ言葉にしなくてもいいだろうと思うようなことでも、音楽にのせると全然伝わり方が違う。その魅力をこの曲を通して、改めて知ることができました。
※2月6日発売の『女性セブン』 では、本誌限定インタビューを掲載中。
撮影/長田克也(aosora) スタイリスト/ 渡辺康裕 ヘアメイク/下川真矢(BERYL) 衣装協力/cash & barba、marka
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