
タレントの熊切あさ美(44才)が、3月22日にソロ歌手として『大嫌いだけど 大好きな人』をリリースした。1998年に女性アイドルグループ『チェキッ娘』でデビューした熊切だが、ソロでの楽曲リリースは今回が初。同曲は「いちばん好きだった人」との過去を歌った失恋ソングで、作詞には積極的に携わったという。
かつて歌舞伎俳優・片岡愛之助との熱愛で世間を騒がせた熊切だが、今回モデルとなった『大嫌いだけど 大好きな人』は彼ではなかった。ソロデビューの意気込みや、歌詞に込めた思いを聞いた。
――ソロデビューの経緯は?
昨年末にお酒の席で一緒になった方に、今後の活動の方向性を聞かれて“歌を出したいです!”ってアピールしたんです。そしたらその場で“歌ってみて”って返されて、即席オーディションが始まりました。手応えはなかったんですが、後日連絡があって、ソロデビューが決定したんです(笑い)。1999年の『チェキッ娘』の解散のあとに、ソロ歌手として活動したメンバーもいました。実は、私もソロデビューしたかったんです。でもまったく声がかからなかった。芸歴26年目にして、夢が叶いました。
――しかし、意味深なタイトルですね
最初は大きなテーマとして「恋愛ソング」を考えていて。そこで私が頭に浮かんだフレーズを作詞家さんに断片的に送っているうちに、失恋ソングのイメージが固まっていったんです。タイトルに合わせて作詞したわけじゃなくて、歌詞が完成するにつれて『大嫌いだけど 大好きな人』というタイトルが出てきたんです。

――熊切さんのなかで恋愛と言えば、失恋の思い出が色濃いということなんでしょうか。となると、過去に報道された「彼」のことも思い出しましたか?
ないです! なんか、やっぱり……いい別れ方をしていない人とはいい思い出が残らない。だから思い出すこともないんです。今回作詞をする上で頭に浮かんだのは、青春時代に大好きだった男性なんです。彼と過ごした時間が、いちばん楽しかったですね。いい思い出ばっかりで、彼が住んでいた街を通ったり、デートしたお店に行くと思い出します。いまでも彼が当時乗っていた車が通ると、運転席を覗き込んじゃったり。もう違う車に乗っているだろうにね(笑い)。いま彼は結婚していて、幸せそうに見えますね。
――その人って有名な方ですか?
言えませんよ!(笑い)。本当にいい思い出なので、大事に胸にしまってきたんですから。
――特に思いを込めた歌詞はどこなんでしょう?
《恋は下段に“心”だから下心ね 愛は中心に“心”がある》というフレーズは、その大好きだった彼が教えてくれた言葉で、いままで大切にしてきた言葉なんです。でもね……やっぱり、別れは来る。別れることになった当時、私は彼に“ありがとう”を伝えられなかったんです。それがいまも心残りで。“ありがとう”という思いも込めて歌っています。
――どんな人に聴いてもらいたいですか?
その彼に向けて歌っているように捉えられるかもしれませんが、そうではないんですよ。私は失恋のたびに、いろんな恋愛ソングに背中を押してもらってきました。だからいま、恋愛で傷ついている人や、未来への一歩を踏み出せないでいる人に聴いてもらいたいです。なにかしらのきっかけになってもらえたら嬉しいです。それと、いつかは“幸せソング”が歌えたらいいなと思っています。そのためには、まずいい恋愛をしなきゃいけませんね(笑い)」
熊切の歌声に背中を押され恋を成就させる人が増えるか。