不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者（60）と元レースクイーンの奥本美穂容疑者（32）らが、覚醒剤とコカインを所持していた容疑で逮捕された事件。警視庁は5月16日、田中容疑者らとともに都内のホテルで薬物を所持していた疑いで、東京科学大学の現役大学生・小西木菜容疑者（21）を逮捕した。現役大学生、しかも国立最高峰の“リケジョ”という超高学歴の小西容疑者には、多くの関係者から「なぜ」の声が聞こえてくる。
「逮捕容疑は、昨年6月24日に都内の高級ホテルで、田中容疑者と奥本容疑者、小西容疑者が違法薬物を所持していた疑いが持たれています。当時、3人が滞在していたホテルの部屋に小西容疑者の知人男性が乗り込む騒動で警察が出動しており、その後、室内から違法薬物が発見されました。小西容疑者は、『薬物入りクリームを性器に塗られたり、薬物を無理矢理吸引させられたりした』として、田中容疑者を刑事告訴していますが、現状、警察は小西容疑者を純粋な被害者というより、“共犯者”と認識しているということでしょう」（全国紙社会部記者）
田中容疑者は、高学歴でルックスもよかった小西容疑者、元タレントだった奥本容疑者と“エンターテインメント”と称して高級ホテルで戯れていたという。
「奥本容疑者は、京都府出身で上京後は大手広告代理店に勤めていました。ただ長くは続かなかったのか、近年は美貌を武器に地下アイドル、レースクイーンなどのタレント業、水商売などで食いつないでいたようです。そんな中で田中容疑者の“高額案件”に呼ばれることとなり、どっぷりとハマっていった。一方の小西容疑者は、現役の大学生ということで奥本容疑者とは、状況が異なるとみられています」（前出・全国紙社会部記者）
下着姿で“カラミ”要求
田中容疑者をめぐっては、滞在先のホテルに呼び出された女性とトラブルになっている“証拠写真”がＸなどに複数投稿され、以前からSNS上で話題になっていた。
「被害を訴えていたのが小西容疑者で、彼女は自身も逮捕されることを覚悟の上で、田中容疑者の刑事告訴に踏み切ったといわれています。田中容疑者は、小西容疑者を下着姿にさせ、女性との“カラミ”を要求していたとされています。一方で、時給20万円で１日で200万円や300万円ともされる高額のギャラにつられ、何度か田中容疑者の呼び出しに応じていたことも明らかになっており、捜査関係者の中には『パパ活相手として田中と出会い、そのままクスリに溺れたのではないか』と話す人もいるようです。田中容疑者と奥本容疑者の逮捕劇は彼女の行動がきっかけだとみられていますから、その“勇気”がどう評価されるのか、捜査の進展が注目されています」（前出・全国社会部記者）