
鼻筋が通り、二重まぶたではっきりとした顔立ちの青年の写真。その横には、《野球歴10年(小学校〜大学)投手(MAX141km)》《ウエイトトレーニング(ベンチプレスMAX105kg)》といった“宣伝文句”が添えられている。だが彼にとって最大のアピールになるであろう「親の名前」は書かれていない。これは今年4月、大手芸能事務所のホームページにひっそりと追加された“2世タレント”のプロフィールだ。
「中山秀征さん(57才)と元タカラジェンヌ・白城あやかさん(57才)の次男、中山脩悟さんです。現在大学4年生の21才で、4月1日に父と同じワタナベエンターテインメントに所属しました。瀬戸康史さん(37才)や山田裕貴さん(34才)らと同じ俳優部門で、目下役者として勉強の日々を送っています」(芸能関係者)
芸能界入りと同時に始めたSNSに日々の出来事をアップする脩悟だが、両親を想起させる投稿は一切ない。

「脩悟さんは4人兄弟で、5才上の兄・中山翔貴さん(26才)も2021年にナベプロに所属しています。兄の芸能界入りが報じられた当時、ネット上に“親の七光り”などの心無い声があがりました。その様子を鮮明に覚えている脩悟さんは、“七光りとは言われたくない!”という思いで、ひっそりと俳優の道を歩き始めたんです。兄のインスタグラムは約8000人にフォローされていますが、脩悟さんのフォロワーはまだ170人ほど。厳しい芸能界デビューですが、それも覚悟の上だそうです」(前出・芸能関係者)
小学生から野球に打ち込み、高校時代は主将を務めてエースで4番。父の中山は仕事の合間を縫って、脩悟の応援に足を運んだ。
「子供のやりたいことを全力で応援するのが、中山さんの教育方針です。ただ脩悟さんの芸能界デビューに対しては、本人の意思を尊重して、距離をとって静かに見守ろうという気持ちだそうです」(前出・芸能関係者)
挑戦は始まったばかりだ。
※女性セブン2025年6月5・12日号