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見つけてから対処ではもう手遅れ!? “アイツら”を見たくない人こそ必読!! 害虫駆除は“予防”の時代!害虫ピンチずかん

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暖かさが増し、夏が訪れる前のジメっとした梅雨の季節。私たちの見えないところで〝アイツら〟が増殖している。気づいたら家が侵食されていた――そんなことにならないよう、いますぐできる予防策を害虫博士に聞きました。

ゴキブリやシロアリ対策で大切なのは「侵入阻止」「すみかを作らせない」「即駆除」

ゴキブリの対処法

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「繁殖力の高いゴキブリやシロアリを駆除するには、『侵入させない』『すみかを作らない』『見つけたらすぐ駆除』といった予防が大切です」
とは、”害虫博士”こと株式会社ダスキン訪販グループ事業本部ターミニックス事業部所属の鬼原雄史さんだ(「」内、以下同)。

家に〝すむ〟ゴキブリには、クロゴキブリとチャバネゴキブリがいるが、ピンチレベルが高いのは後者。
「チャバネゴキブリは服やかばんについて飲食店などから人が持ち帰ってきます。繁殖スピードが速く、捕獲系の殺虫グッズを使っても追いつかないほど。
しかも殺虫剤に対する抵抗性の進化も著しい。何回か退治しても見かけるなら素人が根絶するのは難しいので、業者に駆除を依頼しましょう」

侵入・繁殖しやすい場所は上図にまとめた。殺虫剤を活用したり、隙間に目張りをしたりして対応したい。

 

シロアリの対処法

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一方、家の柱や床下などの木材を食い荒らすシロアリはゴキブリ以上に厄介だ。

「シロアリはいずれも、光と風を嫌うので土の中に巣を作って床下から侵入します。壁のひびなどから壁の中に侵入されると外から確認ができず、気づけません。シロアリが巣を作る前の4~7月に羽アリ(※)が大量発生するので、それを見かけたら、すぐに業者に連絡して駆除してもらいましょう」

家に侵入したシロアリの駆除は素人では厳しい。プロならエサ状の薬剤を設置したり(ベイト工法)、床下などに薬剤を散布して侵入させないようにしたり(バリア工法)と、さまざまな方法で根絶してくれる。私たちにできることは早期発見だ。この時期の羽アリは見逃さないで!

 

◆〝害虫博士〟こと 鬼原雄史さん

 

株式会社ダスキン 訪販グループ事業本部 ターミニックス事業部所属
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協力/株式会社ダスキン

問い合わせ先電話番号/0120-100100

 イラスト/藤井昌子

※女性セブン2025年6月5日号