
「宝くじが当たったら…」とあれこれ妄想を膨らませるのは楽しいが、「当たるわけないか」と現実に引き戻されるのがお約束。だが、宝くじには「東京都宝くじ」という“穴場”があるという。宝くじの達人が、その理由や買い方、売り場など、あなたが“億り人”になるコツを教えます!
100円から“夢”は買える
「東京都宝くじ1等の実質的な当選確率は、ドリームジャンボ宝くじ(以下、ジャンボ)1等の当選確率より15倍高い」と話すのは宝くじ評論家&アドバイザーの長利正弘さん。
「宝くじの当選確率は、発行枚数と当選本数によって決まります。そこで、東京都宝くじとジャンボを比較してみると、現在、発売中の『第2623回東京都宝くじ』の総発行枚数は200万枚ですが、1等は1本のみなので、当選確率は200万分の1となります。
一方、ジャンボは総発行枚数が1億2000万枚で1等が12本なので、当選確率は1000万分の1となり、東京都宝くじの方が当たりやすさが5倍に。
販売価格では、東京都宝くじが1枚100円で、ジャンボは1枚300円なので3倍です。これを同じ単価で比較してみると当選確率は5×3=15となり、東京都宝くじの方が15倍当たりやすいのがわかります」(長利さん・以下同)

1等が「億超え」の宝くじも!
宝くじは大きく分けると、ジャンボのように全国共通で発売される『全国自治宝くじ』と、東京都宝くじのように地域ごとに発売される『ブロック宝くじ』の2種類がある。
さらにブロック宝くじは、東京都宝くじ、関東・中部・東北自治宝くじ、近畿宝くじ、西日本宝くじの4ブロックに分けられる。
「東京都宝くじは、年間30回前後発売しています。発売時期はその年によってまちまちですが、翌月分までの発売スケジュールは、『宝くじ公式サイト』で確認できます」
月刊誌『ロト・ナンバーズ「超」的中法』編集長の石川修さんは、東京都宝くじの当選金は1等が1000万〜3000万円が多いという。
「昨年末から今年初めにかけて発売された『初夢宝くじ』のように、1等が1億5000万円と、億超えのケースもあり、100円から買える夢はかなり大きいといえるでしょう」(石川さん・以下同)
東京の売り場から必ず1等が出る!
「ジャンボは全国ですし、ブロックくじも東京都以外は複数の県をまたいで発売されているため、どこの店舗から1等が出るかはわかりません。しかし、東京都宝くじは東京都内の売り場から必ず1等が出るとわかっているので、期待感は高まります」
年間30回前後と発売回数も多く、1枚100円からと気軽に購入できるうえ、東京都の売り場から当たりが出ることから、「1等が当たるかも⁉」と思わせてくれる東京都宝くじを狙って購入する宝くじファンも多いのだ。
当選者には、長く買い続けている人が多い
高額当選を引き寄せるコツを長利さんが説明する。
「宝くじは基本的にバラ売りと連番で買う方法があり、どちらを選ぶか迷うかたも多くいます。
東京都宝くじの場合、1等の前後賞だけでも数百万円の賞金を受け取ることができますから、連番で大きく狙うのもいいでしょう。
また、当選番号を1枚ずつ確認していくことで、ドキドキ感、ハラハラ感を何回も楽しみたい場合は、バラで買うのがおすすめです」(長利さん)
バラと連番の魅力を同時に楽しみたい人には「3連バラ」という購入方法もおすすめ。
「これはバラ10枚を1セットとして3セット購入する方法。1セットの中身は組も番号もバラバラですが、3セットを縦に並べると連番が10セットになるようにセレクトされています。売り場で『3連バラで』と言えば購入できます」(石川さん・以下同)
さらに高額当選を引き寄せる最大のコツは「継続」だと石川さんは言う。
「宝くじの高額当選者を取材すると、10年以上継続購入しているかたが最も多いんです」
近年、東京都宝くじの高額当選が出ているおすすめの売り場は左表の通り。縁起のいい売り場で、“億り人”を目指して購入してみませんか?
目指せ!高額当選カンタン金運アップ術
日々、金運アップの方法を発信している金運師のたかみーさんに、宝くじの高額当選者も実践している運気アップ術を聞いた。簡単にできることばかりなので早速トライ!

掃除を習慣にして家をきれいに保つ
家は運をためておく場所。
「ほこりは邪気となって運を落とすので、特に邪気がたまりやすい床は、こまめな拭き掃除が大事。金運と直結するトイレや水回りもきれいにキープして」(たかみーさん・以下同)
購入日だけでなく日頃から神社を参拝
宝くじの高額当選者に多い習慣が神社への参拝だ。
「特に大黒天、恵比寿天、弁財天が人気です。ご利益をいただくためには、願い事があるときだけでなく、ふだんから参拝に行くことをおすすめします」
宝くじを買うときはおしゃれをして行く
「高額当選者に共通する買い方の1つ。勝負服などでおしゃれをし、髪やメイクなどもきちんと整えて買いに行くことが、高額当選を引き寄せるようです」
宝くじはラベンダーか黄色の袋に保管する
「古代中国の『五行』の考え方では、宝くじが入っている袋の透明部分が『火』に当たり、金運を溶かすとされているため、宝くじは袋から出して保管して。
金運を引き寄せるには、黄色か、邪気を払ってくれるラベンダー色の封筒や布袋に入れ替えて保管を」
宝くじの保管場所にこだわりを持つ
「高額当選の前兆として、神様やご先祖様の夢を見て、宝くじを神棚や仏壇に保管する人が多いですね。また、お金は暗くてひんやりしている場所が好きなので冷蔵庫に入れたり、金の方位である西のクローゼットや引き出しにしまうのもいいといわれています。大事なことは、宝くじを大切にする心で、保管場所にもこだわりを持つことが運を引き寄せます」
スマホの待ち受けは弁財天や白蛇にする
財布がわりに使われるスマホで金運を上げることもできる。
「今年は巳年なので、蛇と関係の深い弁財天や白蛇の画像を待ち受けにすると金運がアップします」
石川さんおすすめ!東京都宝くじ高額当選多出の売り場
近年、東京都宝くじの高額当選が出ている売り場を石川さんに教えてもらった。運気のいい売り場で幸運をゲットして!

新宿サブナードチャンスセンター
2021年に1等+前後賞5000万円が、2025年『第2616回東京都宝くじ』では1等+前後賞3000万円が出た。※JR新宿駅地下街サブナード内
新宿ラッキースポット
2025年『第2608回初夢宝くじ』で1等+前後賞2億円が出た。ちなみにスポーツくじ『MEGABIG』では1等12億円が出たことも。※JR新宿駅南口近く
立川ルミネチャンスセンター
2020年と2021年の『幸運のクーちゃんくじ』、2023年『実りの秋くじ』で各1等+前後賞5000万円が出ている。※JR立川駅ルミネ内
西銀座チャンスセンター
有名な「宝くじの聖地」。2019年と2021年に東京都宝くじの高額当選者を、2024年『実りの秋くじ』で1等+前後賞5000万円を出した。※東京メトロ銀座駅すぐ
丸井吉祥寺チャンスセンター
2021年7月にオープンした比較的新しい売り場。2024年『初夢宝くじ』で1等+前後賞2億円を出している。※JR・京王井の頭線吉祥寺駅南口すぐ
◆教えてくれたのは:宝くじ評論家&アドバイザー・長利正弘さん
自身のブログや雑誌、テレビなどで、賞金や効果的な購入方法などの宝くじに関する解説やアドバイスを行う。
◆教えてくれたのは:月刊誌『ロト・ナンバーズ「超」的中法』編集長・石川修さん
2000年から宝くじ専門誌の編集に携わり、宝くじの高額当選を実現するために、日々研究、取材を行っている。
◆教えてくれたのは:金運師・たかみーさん
マヤ暦や中国万年暦などを組み合わせた金運アップ術を公式YouTube『金運上昇チャンネル』などで発信。
取材・文/青山貴子
※女性セブン2025年6月19日号