
嵐が来春にコンサートツアーを開催し、2026年5月いっぱいで活動を終了することを発表してからひと月あまりが経過した。活動休止からおよそ4年半が経過しての決意となったわけだが、その間、グループ復活への思いを新たにしたメンバーがいた。
「ぼくら的には、こんなにたくさんの人にお世話になって、何もなしはないよねっていうのは、みんな思っていることなんで……」
6月6日放送の『ニノさんとあそぼ 2時間SP』(日本テレビ系)で、嵐の活動終了について口を開いたのは二宮和也(41才)だ。ゲストの渡辺謙(65才)が「人の人生を左右するグループだったんだなぁ。大したもんだ」と労うと、二宮はすっきりとした笑顔を浮かべた。
最近の二宮は追われるように仕事をこなしている。7月1日にはカバーアルバム『〇〇と二宮と2』をリリースし、8月29日には主演映画『8番出口』が公開予定。放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』のキャストにも名を連ね、YouTubeやバラエティー番組にも引く手あまただ。
「嵐の活動再開について、南の島で自由な生活を満喫する大野智さん(44才)の消極性が取り沙汰されたことがありましたが、実は二宮さんも当初は個人の仕事が満足にできなくなるという理由で、後ろ向きになっていたそうです。嵐の“終わり”については、ギリギリまで揺れていたんです」(芸能関係者)
週に3日も“嵐に会える”
5月6日にファンクラブ向けの動画で、来春に再び二宮、大野、相葉雅紀(42才)、櫻井翔(43才)、松本潤(41才)の5人が集まり、最後の活動となるコンサートツアーを行うことを電撃発表してから1か月あまりが経過した。
「5月の発表まで折を見ては集まり、これまで支えてくれた人々に感謝を伝える方法を模索していました。あえて“解散”という言葉を使わなかったのも嵐に思い入れのあるファンの気持ちを考えたからです。発表後もメンバーらは月に一度は集まり、ツアーに向けた準備を進めているそうですよ」(前出・芸能関係者)
多忙を極めるのは二宮だけでない。7月期には嵐のメンバーが連続ドラマを席巻する予定だ。
「櫻井さんは“占拠シリーズ”の第3弾となる『放送局占拠』(日本テレビ系)で刑事役を、相葉さんはテレビ朝日伝統の刑事ドラマ枠で10年ぶりとなる新作『大追跡 〜警視庁SSBC強行犯係〜』に出演します。かつて、刑事役で主演を務めた東山紀之さん(58才)や井ノ原快彦さん(49才)という事務所の先輩から、この枠を継承したかたちです。
松本さんはTBS系の日曜劇場『19番目のカルテ』で初の医師役に挑みます。もちろん3人とも主役なので、1週間に3日も“嵐に会える”わけです。メンバーたちの揃い踏みに、ファンからは、“嵐の全盛期が戻ってきたようでうれしい”と称賛する声があがっています」(テレビ局関係者)

表舞台には姿を見せないものの、リーダーの大野も精力的に動いている。
「活動休止中、沖縄・宮古島のリゾート開発に取り組んでいた大野さんは、最近東京で過ごす時間を増やし、ラストツアーに備えています。しばらくは東京と沖縄を行き来するそうですよ」(前出・芸能関係者)
この時期、メンバーが“ドラマジャック”をした背景には、活動終了後を見据えた思いがあったという。
「実は、もともと嵐のラストツアーはもう少し早い時期になるとみられていました。そのためメンバーらはツアーを終えた後も、元気に活動する姿をファンに見せたいとの思いから、事前にドラマなどの仕事を一手に引き受けたそうなのです。
各々がそれぞれの立ち位置で奮闘し、嵐を風化させないプランが練られていたのです。当初、気持ちが揺れていた二宮さんも、そんなメンバーの意欲に刺激を受け、グループの活動を後押しするため自分も頑張ろうとポジティブな姿勢に転じたそうです」(前出・芸能関係者)