カサカサ、かゆい、メイクがのらない…。この季節、乾燥による肌トラブルを抱えて、ケアをしたのに、「なんだかしわが増えたよう‥」などと嘆く人が増えている。それ、自己流ケアのやりすぎが原因かもしれません。秋の枯れた肌を潤す、ケアの秘訣、教えます!
クレンジング剤は使い方をひと工夫
多めの量を心がける。秋冬の時季に拭き取りタイプのクリームクレンジングを使用する場合は洗い流すこと。クレンジングオイルは“乳化”を忘れずに。いったんオイルをメイクとなじませたら、手を軽く水で濡らして、再度なじませると白く濁る。その後、すすぎを行うとメイク、水、オイルが混ざり合い、メイクをスムーズに落とすことができる。この工程を行わないと、こすりすぎやメイク残りの原因に。
スペシャルケアは肌の調子のいい時に
肌の調子が悪い時、マッサージや高価なパックを試したくなるが、これは肌荒れのもと。
「肌荒れ時に特別なケアをするのは、体に例えると熱があったり胃もたれしているのに、こってりしたステーキを食べるようなもの。バリア機能が弱った肌には逆効果です」(『めぐろ皮膚科クリニック』院長の深野祐子さん)
肌荒れをしたら“化粧水で水分を与え、クリームや乳液などの油分でフタ”という基本のケアで穏やかに肌をいたわろう。
メイクしたまま寝ると肌はひと晩で枯れる
深野さんが「私が絶対にしない」と断言するメイクしたまま睡眠。肌の上に放置された皮脂とメイクは“汚れ”となり、本来、皮膚が再生するはずの睡眠時に肌を攻撃し続けるからだ。そして乾燥やしわ、毛穴の広がり、ニキビ、シミなどさまざまなトラブルのもとに。
秋冬はピーリングで角質ケアを
秋冬は新たな紫外線ダメージを受けにくいので積極的なケアを行うのに適した時季。深野さんはピーリング効果のある石けんで角質ケアを行うのもいいと言う。ホームケアであればAHA(アルファヒドロキシ酸)の濃度が1%前後の石けんを。まずは週1回から始めて乾燥を感じなければ、徐々に回数を増やして。
“秋枯れ肌”にならないコツを日々のケアにぜひ取り入れて!
※女性セブン2017年11月16日号
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