エンタメ

《鈴鹿央士が面白くて》ボーイズグループOCTPATH太田駿静が初声優で挑んだ“愛嬌100%”ジュノー役の裏側

OCTPATH 太田駿静(おおた しゅんせい、25才)(撮影/田中智久)
写真5枚

人間と人魚の種族と文化を超えたラブストーリーを描いたアニメーション映画『ChaO』が8月15日より公開! 本作で新米記者・ジュノー役として声優に初挑戦した太田駿静さんに、初めてのアフレコで感じた思いや、作品に込めた意気込み、そして太田さん自身について聞いてみた。

「正解がない声の世界」に飛び込んで

普段はボーイズグループ・OCTPATHのメンバーとして歌手活動や俳優活動をおこなっている太田さん。初挑戦となる声優のオファーを受けてまずやったことは。

「最初に作品名だけ聞いて、どんな作品なのか調べてみようとネットで検索したら、少女漫画雑誌の『ちゃお』が出てきたんです。いやいや、絶対にこれじゃないよなぁ?と思っていたら、その後で詳細が送られてきて、そうだよねと(笑)。そこから改めて、作品だけではなく声優という仕事についてもいろいろ調べました。声優さんのドキュメンタリーを見てみたりもしましたし。アニメは普段からよく見るんですが、今回のお話をいただいてからは、声優さんの声の出し方に注目して見るようになりました」

歌手活動と声優業、どちらも「声」を使う仕事といえど、違いは大きかったよう。

「歌は合わせるべき音があるので、ある意味で正解とか歌い方の法則とかが決まっているんですけど、声優は正解がないというか。どこかにぶつかったときの声とか、何かに挟まれたときの声とか、セリフにない、普段出さない声を表現するのが新鮮な体験でした。でも、アフレコ前に最初にプロデューサーさんにお会いしたときに、僕の声を聞いて“イケると思う”と言っていただけたんです。それは自信になりました。アフレコは1日で録ったんですが、監督さんにも褒めていただけて。物語の中盤にけっこう長いセリフがあるんですが、そこは自分でもうまく感情を乗せられた気がしています」

“愛嬌100%”の笑顔と、愛される人の条件

映画『ChaO』で新米記者・ジュノー役として声優初挑戦(撮影/田中智久)
写真5枚

今回、太田さんが演じたジュノーは一生懸命で愛嬌のある新米記者。太田さん自身も笑顔がかわいらしい愛嬌たっぷりな青年だが、自分で“愛嬌100%だな”と思うのはどんなとき?

「自分で言うのもなんですが、スチール撮影のときは、けっこう100%だと思います。顔のパーツ的にまるっとしてるので、表情やポーズも可愛い系を求められることが多いんですよね。昔は“もっとカッコいい自分も見せたいのにな”と思うこともありましたが、何周か回って今は、可愛い部分も愛してもらえてありがたいなと思うようになりました」

愛嬌たっぷりに頬をむにっと掴む太田さん(撮影/田中智久)
写真5枚

そんな太田から見て“この人、愛嬌あるな”と思うのはどんな人?

「うちのメンバーに栗田航兵というメンバーがいるんですけど、彼はすごいです。まずコミュニケーション能力があるし、スタッフさんたちからも愛されていて、人に好かれる才能を持っている人なんだろうなと思います」

ニコニコした笑顔でそう語る太田さんの特技は“世界一のスマイル”とのこと。最近、その特技を発揮した場所はある?

「『ChaO』のジャパンプレミアのとき、主人公・ステファン役を演じた鈴鹿央士さんと話して笑顔になりました。1日しかご一緒してないのにこんなことを言うのも失礼かもしれないんですが、なんか、ちょっと面白い方で(笑)。すごく好きになりました。チャオ役の山田杏奈さんもそうですが、やっぱり主役をやられるような方って、みんなから愛される主人公の要素がご本人にもあるんだなぁと思いましたね」

映画は夏真っ盛りの8月15日から全国公開。今年もすでに厳しい暑さが続いているが、最後に太田さんの“夏の睡眠スタイル”について教えてもらった。

「寝つきが良くなるいい匂いのスプレーみたいなやつ、おすすめです。使うと爆睡できるんですよ。商品名は忘れちゃったんですけど…。(編集部「どんな香りですか?」)それも忘れましたけど、雑貨屋さんで買ったんです。何も分からなくてすみません(笑)。あの、もし必要だったら後で写真撮って送ります!!」

特技は”世界一のスマイル”(撮影/田中智久)
写真5枚

結局、どんな香りだったのか分からずじまいだったが、最後まで愛嬌たっぷりの好青年だ。

撮影/田中智久 取材・文/井上明日香

©2025「ChaO」製作委員会
写真5枚

映画『ChaO』
2025年8月15日(金)より全国公開
配給:東映

関連キーワード