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《OKの施設が増加中》あいみょん、長濱ねる、嵐の大野智ほか「タトゥー芸能人」の言い分と「入れ墨禁止」施設の今

ファッションのひとつとして、または記念や覚悟の象徴としてなど、日本でもタトゥーを入れる人は徐々に増えているが、海外ほどではない。アメリカのシンクタンク、ピューリサーチセンターが2023年に発表した調査によると、成人したアメリカ人のうち実に32%が「アイデンティティを示すため」「オシャレの一環」といった理由で身体のどこかしらにタトゥーを入れているそうだ。

「アメリカではこれまで『身だしなみに気を遣うべし』とタトゥーを見せることが禁止されていた警察官について、2022年11月に露出が解禁されました。医師や看護師、弁護士といった職業の人についてもタトゥーに関する規制が緩くなっています。日本でネイルをするのと同じような感覚で施す若者も増えており、公共の場で露出させていても咎められることはあまりありません」(在米ジャーナリスト)

こういった風潮を受け、日本でも徐々に風向きが変わりつつあるという。2025年4月には、「Tattoo Japan」というタトゥーOKの銭湯や温泉、プールに海水浴場、ホテルといった施設を検索できるサイトが正式にローンチした。

「Tattoo Japan」は閲覧者が随時情報を書き込み更新可能。(写真/「Tattoo Japan」のスクリーンショット)
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「タトゥーを入れていても公共施設での活動を楽しみたいという国内外の人が増加していることを受けて出来たサービスです。いまはまだ“見た人に威圧感を与える”などの理由で、タレントの好感度を左右しかねない存在ですが、こうした“タトゥーOK”の施設が増えて認知度が高まれば、日本でも規制が緩むかもしれません」(別の芸能関係者)

そう遠くない未来、タトゥーも個性のうちと認められるのだろうか。