
9月26日、漫画家・やなせたかしさんと妻の暢さんがモデルとなったNHK連続テレビ小説『あんぱん』が最終回を迎えた。視聴者の間で“あんぱんロス”が広がる中、NHKは反響の大きさを受けて4夜連続の特別編を制作。朝ドラとしては異例のスピンオフドラマがオンエアされた。
「9月30日に放送された特別編の第2話では、河合優実さん(24才)と原菜乃華さん(22才)らによる座談会も放送されました。本編では、主演の今田美桜さん(28才)と北村匠海さん(27才)の好演が話題を集めましたが、2人を取り巻くほかのキャストも個性派揃い。中でも、ヒロインを食うほどの存在感で視聴者を釘付けにしたのが、今田さんの妹役を演じた河合さんでした」(芸能リポーター)
河合は、2024年1月クールに放送された『不適切にもほどがある!』(以下、ふてほど・TBS系)で、主演の阿部サダヲ(55才)の娘役を演じてブレーク。その後、数々の映画やドラマに出演し、エランドール新人賞や日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞などを総なめにした。
「河合さんと阿部さんは、松尾スズキさんが演出を手掛けた舞台などでも共演していますが、息の合ったコンビとして知られるようになったのは『ふてほど』がきっかけ。『あんぱん』でも、ジャムおじさんを想起させるヤムおんちゃんを演じた阿部さんと河合さんの“再共演”が大きな話題を呼びました」(芸能関係者)

ところが、なぜかこの事態に困惑しているのが『ふてほど』を制作したTBSだという。
「実は来年早々にも『ふてほど』がスペシャルドラマとして復活することが決まっているんです。当初は春頃のオンエアが予定されていたそうですが、『あんぱん』の反響があまりにも大きいことから新春に繰り上げられることになったのだとか。
NHKは、2人にオファーしたのは『あんぱん』が先だったと主張していますが、TBSには“ふてほどコンビ”をブレークさせたのは自分たちだという自負がある。一部のマスコミに対してTBSサイドから、『ふてほど』の話題を取り上げる際は『あんぱん』に触れないでほしいという異例の申し出もあったといいます」(前出・芸能関係者)
実際に、河合が『ふてほど』の取材現場で『あんぱん』の話題に言及した際に、発言がカットされたケースもあったという。
もっとも、当人たちはどこ吹く風。『あんぱん』の公式インスタグラムに投稿されたオフショットでは、2人並んで手元でバツ印を作り『ふてほど』でおなじみの“ちょめちょめ”ポーズで局またぎの“番宣”をしたこともあったという。制作現場の裏側で“場外乱闘”が起きるのも人気の表れ。コンビのブレークはまだまだ続きそうだ。
※女性セブン2025年10月16・23日号