
「NHKは、嵐の紅白歌合戦への出場をギリギリまで模索して交渉を続けていますが、ほとんど進展していないようです。メンバーたちも“大晦日のステージ”のことは頭になく、いまのところサプライズ出場は現実的じゃない」
そう語るのは、NHKの関係者だ。11月に入って、嵐の周囲が一気に動き出した。3日に5人揃って生配信を行い、14日にはNHKが嵐と紅白出場について交渉を行っていることを明かした。
「ただ、約5年のブランクは長く、嵐のメンバーは全員40才を超えています。休止後初のパフォーマンスを生放送で披露するのは難しいというのが彼らの認識のようです」(芸能関係者)
あくまで嵐の5人が見据えているのは、11月22日に詳細が発表された「ラストライブ」なのだろう。
「全15公演で5都市を巡るドームツアーで、来年3月の北海道公演を皮切りに、5月31日の東京ドームで最後の公演を迎えます。コロナ禍で叶わなかった悲願のライブなだけに、メンバーもセットリストに演出にと、入念に打ち合わせを重ねています」(前出・芸能関係者)
ライブのチケットは抽選方式とみられているが、「長年支えてくれたファンを大切にしたい」というメンバーの意向で、応募できるのは今年5月の“活動再開宣言”より前からのファンクラブ会員に限られる。
嵐のファンクラブ会員はかつて300万人を超えるといわれたほどで、購入可能な人は相当数いると考えられ、チケット争奪戦は必至。絶対に行きたいと息巻く古参ファンは「第4希望まで公演地を指定できるので、ズバリ狙い目は北海道の“札幌公演”。遠征費や時間の負担から、応募者が少なく当たりやすいとされています」と、作戦を明かす。

「最も倍率が高いのは東京で、次が大阪でしょう。宿泊施設も多く、全国からファンが集まりやすい両地は避け、札幌と福岡に狙いを定めるのがベターです」(前出・古参ファン)
ラストライブの動員数は計70万人前後と大規模ではあるが、すべてのファンが彼らの最後の勇姿を見られるわけではない。
「一部では追加公演の可能性も囁かれています。候補は嵐の“思い出の地”である国立競技場。ライブのスケジュールにゆとりのある5月上旬の開催が根強くいわれています。ファンは、もしドームライブが全部外れても、万が一に備えて5月上旬の予定は空けています」(前出・古参ファン)
そんな期待が渦巻く中、水面下ではライブ以外の“計画”も進行中だという。
「紅白に間に合わなくても、来年、テレビ出演の可能性が模索されています。ラストライブ前、あるいは期間中に出演できるようタイミングや方法を探っているようです」(前出・芸能関係者)
国民的アイドルは多くのファンに見守られ、有終の美を飾る。
※女性セブン2025年12月11日号












