5年先まで仕事が入っている
しかし、当の木村は嫉妬心など微塵も見せずに、もろ手をあげて後輩の躍進を喜ぶという、神対応を見せたのだった。
「目黒さんは木村さんに憧れ続けてきました。2021年に放送された木村さん主演のドラマ『教場II』(フジテレビ系)で共演を果たし、連絡先を交換。プライベートで木村さんの自宅に招かれたこともあるそうで、そこで今後の展望などを熱く語り合ったといいます」(前出・芸能関係者)
木村が目黒を応援するのには理由があるという。
「『SHOGUN』への参加こそ叶いませんでしたが、木村さんにはいまなおハリウッド進出に対する強い思いがあります。だからこそ、後輩がその扉を開けて進んでいくのを応援したいと思っているそうです」(テレビ局関係者)
木村自身も2023年には海外ドラマ『THE SWARM/ザ・スウォーム』に出演しているほか、2004年と2009年にも海外製作の映画に出演し、全編英語での演技にも挑んでいる。しかしここ数年、彼らの海外進出の夢に、あるハードルが立ちはだかった。
「ジャニー喜多川氏の性加害問題がタレントたちの海外進出に水を差すのではないかという見方がありました。現在、彼らが契約する事務所は、旧ジャニーズ事務所のタレントのマネジメント業務を担う新会社で、前任の会社とは異なります。
しかし、アメリカではジャニー氏による性加害の被害者が新会社を訴えたりと、ちゃんと理解されていない可能性が指摘されていたのです。2023年に二宮和也さん(42才)が事務所を退所した理由のひとつも、海外での活動を視野に入れているからといわれています」(前出・テレビ局関係者)

このままでは海外での仕事が軌道に乗らないのではないか──そんな雰囲気が漂っていることに、事務所のトップタレントである木村には忸怩たる思いがあったという。
「それだけに目黒さんの『SHOGUN』への出演決定は本当にうれしかったようです。目黒さんは以前から俳優としてもSnow Manとしても海外に羽ばたきたいと公言していた。その夢を実現してくれたことを木村さんは誇りに思っているのです」(前出・テレビ局関係者)
先述の『ウルトラタクシー』では、そんな後輩を慮る様子も見せた木村。
「目黒さんがあまりに忙しいので心配していましたが、実際は木村さんも目黒さん同様にかなり多忙だといいます。というのも、木村さんは2030年まで先々の仕事が決まっているんです。SMAP時代からずっと忙しい木村さんは、休暇の重要性を知っているのでしょう。
そしてプライベートの充実が大事なことも。過去、木村さんはメディアで家族の話をしないという定説がありましたが、『ウルトラタクシー』で“家族を得たのが人生最大の分岐点”と堂々と語るなど変化を見せています。目黒さんに人生の先輩として大きな背中を見せました」(前出・芸能関係者)
尊敬する大先輩の応援を受け、目黒は大きな飛躍を遂げることだろう。
※女性セブン2025年12月18日号