
忘年会シーズンに入り、いつにもまして人が絶え間なく行き交う12月中旬の東京・渋谷。多くの人がバタバタと急ぎ足で歩いていくなか、通り過ぎる人の目を奪っていたのは、とある人気のバーから姿を現した、女優の広瀬すず(27才)だ。
「服装やメイクは飾りすぎないナチュラルさを生かしたスタイル。すぐにすずちゃんだとわかりました。渋谷という街なので、お店の出口付近にはたくさんの人がいましたが、彼女の周りだけスポットライトが当たっていたような明るさがありましたね。思わずじっと見つめてしまいました……」(居合わせた人)
映画会社関係者が話す。
「この日は、映画『汝、星のごとく』の打ち上げだったようで、他キャストやスタッフも大勢参加したと聞いています。2026年に公開予定の本作は、2023年に本屋大賞の大賞を受賞した凪良ゆうさんのベストセラー小説が原作で、横浜流星さん(29才)と広瀬さんのダブル主演です。
広瀬さんと横浜さんは2022年に公開された映画『流浪の月』で初共演。その際にふたりは短期間の共同生活をしてまで恋人役としての“リアル”を追求し、役作りに挑んだ過去がある。今回の共演でも阿吽の呼吸が通じるさすがの演技を見せているといいます」

演技力のほかに関係者が驚いたのは、広瀬の透明感だったという。
「『汝、星のごとく』は17才から32才までの恋愛物語。 瀬戸内海の島で暮らす17才の高校生時代のシーンも広瀬さんが演じているのですが、とにかく違和感がなくその透明感は高校生そのもの。
2017年の春に高校を卒業してから、8年近く経っての制服姿に広瀬さんも当初は恥ずかしそうにしていましたが、スタッフは口々に“現役の高校生にしか見えない”、“高校生役もまだまだいける”と称賛していましたよ(笑い)」(別の映画会社関係者)
そんな広瀬の“若さ”の秘密に、挑戦心があると話すのは、ある芸能関係者だ。
「年が明けると、来年春から夏にかけて上演される劇作家・演出家の野田秀樹氏が主宰するNODA・MAPの新作舞台『華氏マイナス320°』の稽古に入るそうです。阿部サダヲさんや深津絵里さんとの共演で、広瀬さんは初共演となる深津さんとの仕事を心から楽しみにしているといいます。
過去の役や実績に固執せず、常に新しいステージを選びつづけるのが彼女のすごいところ。それがいつまでも彼女が変わらないというか、常に“若返っている”秘密“なのではないでしょうか」
2026年はどんな新しい顔を見せてくれるのか――