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《皇室典範改正議論の進展は?》“高市早苗首相の元部下”が宮内庁新長官に就任 問われるのは「愛子さまと悠仁さまの“バッティング”をどう解消し、軟着陸させるか」 

新年一般参賀に初めて出席された悠仁さま(2026年1月、東京・千代田区。撮影/黒石あみ)
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 1月2日、皇居・宮殿で新年一般参賀が行われ、天皇皇后両陛下をはじめ14名の皇族方が宮殿のベランダに立ち、集まった人々に手を振られた。2025年9月に成年式を終え、成年皇族としての歩みをスタートされた悠仁さまは、今回が初の一般参賀。悠仁さまと愛子さまのお二人が公の場で広く国民の前に並び立たれるのは今回が初めてだった。若いお二人への注目度も高まるなか、皇室は変化の時を迎えようとしている──。【前後編の後編】

 皇族方の周辺においても、令和皇室はいま大きな変化の局面を迎えている。

「宮内庁長官が2025年12月末に交代したのです。平成から上皇ご夫妻に仕え、御代がわり直後の2019年12月から6年間にわたって長官を務めた西村泰彦氏が退任し、新たに総務省出身の黒田武一郎氏が就任しました」(皇室記者)

 警視総監まで務めた元警察官僚の西村前長官は、抜群の調整能力で知られていた。

「退任時の会見で、在任中いちばん大変だったことについて問われた西村さんは『三笠宮家の跡継ぎ問題』と答えました。異例の“お家騒動”を収束させたほか、小室眞子さんの結婚にも対処してきたのです。平成の時代に宮内庁次長、令和のはじめに宮内庁長官を務めた西村さんは、平成流の伝統を受け継ぎ、御代がわり後も皇室全体への配慮を絶やさなかった希有な存在といえます」(宮内庁関係者)

 一方、新長官の黒田氏は御代がわり後の2022年に総務省を退官し、翌年に宮内庁の次長に就任している。

「つまり今回の人事で、御代がわりをつつがなく終えるための布陣から、本格的な“令和シフト”へと移行することになります」(前出・宮内庁関係者)

 その新体制で直面するのが、皇族数減少の問題だ。

「黒田さんは就任時の会見で、皇室典範の改正についての議論が宙づりになっている現状について触れ、『早い時期に結論を出していただきたい。待ったなしという状態まで来ている』と危機感をあらわにしました。この問題は、愛子さまの将来に直結するテーマだけに、両陛下の関心も大きい。黒田さんとしても、“自分の代で必ず解決する”という意気込みでしょう。

 また黒田さんは、高市早苗首相が総務大臣時代に部下として仕えた経験があり、就任会見でも、高市首相との関係の深さを強調していました。時の首相とも“皇室の危機感”を共有できる人物の長官就任で、停滞していた議論が大きく前進するのではと注目されています」(前出・宮内庁関係者)

新年一般参賀に出席された愛子さま(2026年1月、東京・千代田区。撮影/黒石あみ)
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 新長官就任で、皇室典範改正への期待が高まる一方、これからの令和皇室には、さらなる課題も待ち受けている。

「上皇ご夫妻が“平成流”を築いてこられたのと同様、新長官は両陛下とともに“令和流”を確立し、広く国民に浸透させていくことが求められます。

 2025年、両陛下は愛子さまを伴って慰霊の旅に臨まれましたが、今後もご一家は一丸となって、ご公務に励んでいかれることになるでしょう。雅子さまにとって、そばで支える愛子さまの存在は何ものにも代えがたいはず。令和皇室の未来において、愛子さまの存在感がますます高まっていくのは間違いありません。

 しかしそれと同時に新長官は、悠仁さまがご活躍の場を広げられ、将来の天皇としての経験を積むことができるよう、サポートしていくことも求められている。愛子さまと悠仁さまの“バッティング”をどう解消し、軟着陸させていくかが問われています」(皇室ジャーナリスト)

 近い将来、愛子さまとともに令和皇室を担っていかれることになる悠仁さまは2026年、大きく前進されることになりそうだ。

「1月2日に行われた新年一般参賀だけでなく、元日の新年祝賀の儀にも初めて参加されました。さらに、7日の昭和天皇祭、そして9日の講書始の儀にも初参加が予定されており、4月には、春の園遊会へのデビューも大いに期待されています」(別の宮内庁関係者)

 一方の愛子さまも、雅子さまを支えながら、成年皇族として、国民に寄り添うという責務を果たされることになる。

「東日本大震災の発生から15年の節目となる2026年、両陛下は3月に宮城と岩手、4月に福島と、2回に分けて被災地を訪問されます。さらに秋には、2016年に発生した熊本地震の被災地へも足を運ばれる予定です。愛子さまはこれらの被災地訪問に同行し、雅子さまとともに、被災地で祈りを捧げられるとみられています。2026年はご一家そろって、被災地鎮魂に臨まれることになるでしょう」(別の皇室ジャーナリスト)

 若いお二人には今年、まだまだ初めての出来事が待ち受ける。新体制のもとで迎えた’26年は、令和皇室にとって飛躍の1年となりそうだ。

(了。前編を読む

女性セブン2026122日号