
「糠のにおいがする……」。怪しい気配を感じた米田正子(松嶋菜々子・52才)がそうつぶやくと、「複雑国税事案処理室」に緊張が走った──話題作が多い冬クールのドラマの中で、上々のスタートを切ったのが、松嶋主演の『おコメの女』(テレビ朝日系)だ。
「第1話の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は10%と2桁台に乗せました。松嶋さんといえば、『やまとなでしこ』(2000年・フジテレビ系)が平均視聴率26%を超え、2011年の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)は最終回に40%という驚異的な数字を叩き出した視聴率女王。松嶋さんが連ドラ主演を務めるのは実に9年ぶりで、女王の“帰還”に、今後さらなる期待が寄せられています」(ドラマライター)
『おコメの女』は、税務調査で高い情報収集力と調査スキルを誇る東京国税局・資料調査課に新設された「複雑国税事案処理室」、通称「ザッコク」が舞台。松嶋演じる敏腕調査官の正子が個性豊かなメンバーとともに悪徳脱税者を成敗する痛快なストーリーだ。
「松嶋さんはオファーがあったとき、久々の連ドラ主演ということもあり、体力的に不安があったそうで、受けるか迷ったそうです。でもいざ出演を決めてからは気合充分。どの出演者よりも早く現場入りし、スタッフ全員の名前も覚えてコミュニケーションをとっています。また、焼肉弁当を差し入れしたり手作りのたこ焼きを現場でふるまったり、寒さ対策としてスタッフとキャストにネックウオーマーをプレゼントしたりと、完璧な座長ぶりを見せています」(テレビ局関係者)

一時はオファーを迷った松嶋を撮影当初からサポートしているのは、「ザッコク」メンバーだという。
「高橋克実さん(64才)や大地真央さん(69才)らベテラン勢とよく話していますね。特に大地さんとは初共演と思えないほど息の合った演技を見せています。
第2話のタイトルは『そこに脱税はあるんか?』で、大地さんが出演するCMの決め台詞『そこに愛はあるんか?』をオマージュしたもの。大地さんが演じる役柄の過去のトラウマにフォーカスした回で、視聴者の涙を誘いました。
松嶋さんは、シリアスからコミカルまでどんな演技でも存在感を発揮する大地さんの佇まいをお手本にしているのだとか。今作で、松嶋さんは役作りのためショートカットにしていますが、大地さんもおかっぱヘアにイメチェンしたことで、このドラマにかける愛情を感じ、気を引き締めたそうです」(前出・テレビ局関係者)
ベテラン女優の“愛”を一身に受け、視聴率女王の面目躍如となるか。
※女性セブン2026年2月12日号