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《判決直前》紀州のドン・ファン事件「妻が無罪になり“6億円”手に入れる可能性」 田辺市は「遺産の整理が終わらない」の嘆き

野崎幸助さんの自宅(時事通信フォト)
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「被告人は、無罪」──裁判長がそう言い渡すと、傍聴席からどよめきが起こった。2018年に急死した和歌山県の資産家・野崎幸助氏(享年77)を殺害したなどとして、罪に問われていた元妻の須藤早貴被告(30才)。野崎氏が「美女4000人に30億円を貢いだ」と豪語し、「紀州のドン・ファン」を自称した人物だっただけに、疑いの目を向けられた幼な妻の判決には、日本中から大きな注目が集まった。 

一審で冒頭の無罪判決が言い渡されたのは、2024年末のこと。その後、高裁にもつれ込んだこの異例の長期裁判が、新たな展開を迎えようとしている。全国紙司法記者が語る。 

「若い頃から男性と〝パパ活〟のような関係を結んできた須藤被告は、野崎さんとの結婚にあたっても毎月100万円を受け取るなど、異様な夫婦関係を結んでいました。検察側は須藤被告がネットで『老人 完全犯罪』と検索していたことなどを証拠とし、遺産目的の殺害だと主張。しかしいずれも状況証拠にとどまり〝疑わしきは罰せず〟として無罪が言い渡されました。昨年、控訴審が行われ、判決が3月23日に迫っているのです」 

裁判で須藤被告は、遺体を見つけたとき「遺産が貰えるまで時間がかかり面倒だと思った」と語っていた。