健康・医療

《健康寿命の秘訣となる「長生き血管」の条件》最も大事なのは「動脈硬化がないこと」、脱水が引き起こす「ドロドロ血液」と「血液減少」にも要注意 

「長生き血液」の条件 

「長生き血管」をつくるには、その中を絶えず流れている血液の質をよくすることも大切だ。「長生き血液」の条件について、東丸さんが話す。 

「ヘモグロビン値が基準値内で、貧血でも多血症でもないことが第一です。加えて、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がないことも重要です」 

 こうした生活習慣病は血管壁に負担をかける高血圧を招き、LDLコレステロール値や中性脂肪値、血糖値、尿酸値などを上げて、「血管に負担をかける血液」のもととなる。 

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「過剰なストレスがないことも大切。ストレスによって血液中に増える活性酸素が血管にダメージを与えます。血管の老化を防ぐには、血液の質を上げることが重要なのです」(池谷さん・以下同) 

 年齢を重ねるほど生活習慣病のリスクが高まり、血液の質も落ちやすくなる。そればかりか、「血液が減る」リスクも上がるという。「ドロドロ血液」と「血液減少」は、いずれも脱水によるところが大きい。 

「血液そのものが変質したり、減少したりするわけではなく、高齢になると若い頃より水を飲まなくなったり、水分をためる力が落ちたりするため、脱水を起こしやすくなるのが原因です。脱水によって血中の水分量が減ると血液が濃く、ドロドロになりやすい。また筋肉量も落ちるので、血液を押し流すポンプ作用が弱まって血流が減少する。これは年を取れば誰にでも起きることなので、意識的な水分補給や運動、食生活の改善など、生活習慣での対策が必要です」 

(第2回に続く) 

※女性セブン2026年4月9日号