運動は“体へのご褒美”と思って行うのがいちばん
大切なのは、無理なく、長く続けること。嫌々ウオーキングをしたり、体に痛みがあるのに無理して運動するのでは、効果よりデメリットの方が大きい。信濃坂クリニック院長で東京医科大学名誉教授の高沢謙二さんが言う。
「自分が心地よく動ける範囲で、“体へのご褒美”と思って行うのがいちばんです。全身を無理なく動かすことができれば、どんな運動でも効果的です。
たとえ寝たままでも、足の曲げ伸ばしを行うだけで、ふくらはぎの筋肉を効果的に刺激できる。朝起きたときに布団の中で伸びをするようなストレッチがおすすめです」
座ったままふくらはぎを両手で叩くだけでも、血管を整える充分な運動になる。
「片方のふくらはぎを立てて座り、左右から両手で挟むように、下から上へパンパンと叩くだけ。両手の親指のつけ根部分を当てて、少し痛いと感じるくらいの強さで行います。左右合わせて約10分程度行えば、血圧を下げ、むくみの軽減にもなります」(渡辺さん)
また、ひざを抱えて丸くなる運動もおすすめだ。池谷医院院長で循環器専門医の池谷敏郎さんが言う。
「30秒〜1分間ほど、座ったままひざを抱えて丸くなり、その後一気に力を抜いて仰向けに大の字になるだけ。大切なのは“一度力を入れて、一気にゆるめること”で、手のひらをグッと強く握った後に広げる『グーパー運動』だけでも、血流は改善します。指先をもんだり、血流を改善する『合谷(ごうこく)』のツボを押すのもいいですね」

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(第4回に続く)
※女性セブン2026年4月9日号