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《悩みなんて10年スパンで考えれば消えるもの》加藤綾菜さんが語る“前向きメンタル”のつくり方「考え方を変えるだけでしんどくなく生きられる」 

前向きメンタルのつくり方を語る加藤綾菜さん
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「財産目当てじゃないか」。「保険金狙いだ」──2011年6月、ザ・ドリフターズの加藤茶(83才)と“45才差婚”をした加藤綾菜さん(38才)は、世間からの心ないバッシングにさらされた。当時の心境をこう語る。

「年の差に加えて、ギャルファッションに身を包んだ私へのバッシングは想像を絶するほどで、何でこんなに嫌われるのか悩みました。ただ私は中学時代にひどいいじめにあっていたので“耐性”があった。加トちゃん(加藤茶)からも『悩んでもどうしようもない。10年耐えれば認めてもらえるよ』と励まされたので反論もせず、家族で幸せになればいいと思っていました」(加藤さん・以下同)

 結婚2年目に、加藤茶がパーキンソン症候群を発症すると「夫の健康管理もできない」とバッシングはさらに過熱したが、家族の支えで立ち向かった。

「加トちゃんは寝たきりになっても『全然大丈夫、病気は治るから』と言って諦めるという発想がなく、“絶対にこの人を復帰させよう”と誓いました。気分転換のため家族で訪れたレストランでいちばん隅っこの席を予約したら、私の母の再婚相手である義父に『こそこそせず堂々と生きろ』『きみが萎縮したら加トちゃんも萎縮する』と叱られたときハッとしました」

 周囲に助けられた加藤さんはバッシングへの対処法として、徐々に自分の「考え方」を変えていった。

「好き嫌いの多い加トちゃんのために用意した夕食のトンかつをSNSにアップしただけで当時は『肉料理で夫を殺す気か!』と叩かれました。でもそこで反発するのではなく、そのバッシングは『肉以外の料理も試しては』と私に教えてくれていると考えるように。それからは、苦手な魚や野菜をおいしく食べてもらうことを目標に料理を頑張るようになりました」

 置かれた環境を変えることは難しいが、自分を変えることはできる——そう気づいてから、ずいぶん楽になったと加藤さんは語る。

「考え方を変えるだけで自分が楽になるんです。人間だから悩むこともあるけど、一見ネガティブなこともポジティブに受け止めることができれば、しんどくなく生きられます。ひとつの嫌なことをきっかけに、自分を前向きに成長させることが大切だとわかりました」

 自分を変えることとともに、悩んだときはひとりで抱え込まず誰かに相談することも心しておきたい。

「共感して耳を傾けてくれる人がいることはとても大事です。恥ずかしがらず打ち明ければ『大丈夫?』と助けてくれる人が絶対に現れます。私は加トちゃんや家族、友人など多くの人に励ましてもらったから、これからは人を励ませる自分になりたいと思います」

 結婚15年目の現在、当初のバッシングが嘘のように「良妻」とも評される。酷評を乗り越えて前を向く加藤さんは、いま苦しむ人たちにアドバイスを送る。

「悩みなんて10年スパンで考えたら消えちゃいますよ。私は日本中から嫌われてもこんなに明るく生きているので、みなさんも気にせず明るく生きてほしい。悩みは自分が成長する糧になりますが、悩みすぎないことも心がけてください」

【プロフィール】
加藤綾菜(かとう・あやな)/2011年に『ザ・ドリフターズ』の加藤茶と結婚。YouTube「加藤家の日常」やさまざまなメディア、イベントに出演。著書に『加藤家の食卓』など。

※女性セブン2026年5月7・14日号

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