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《いまも毎日20km》松野明美さんが語る“前向きメンタルの秘訣” 走ることが元気の源「家族が笑顔でいるためには私が元気に笑顔でいることが大切」 

前向きメンタルの秘訣を語る松野明美
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「現役を引退したいまも毎日20km走っています。走る前より走った後の方が元気になる。これからもずっと走り続けるつもりです」。こう語るのはタレントで参議院議員の松野明美さん(57才)。彼女にとって走ることは「元気の源」だ。

「毎日の暮らしにはさまざまなストレスがあるけど、走っていると体と会話してその日の体調を知ることができ、気候の変化なども肌で感じることができます。年齢を重ねるほど家に閉じこもって足腰が弱くなりがちなので、走ることで外の空気を吸って元気になるのも大事なことだと思います。国会会期中は朝一番に走るので、空気がおいしくてより健康的になれる気がします」(松野さん・以下同)

 走ることは「原体験」でもある。幼少期におとなしくていじめられっ子だったという松野さんは、小5のときに出場したマラソン大会で1位になった。

「家族の笑顔を見て、優勝したらこんなに喜んでくれるんだなと実感しました。同時に、やればできるという自信が湧いて性格が明るくなり、そのうち“うるさい”と言われるように。無口だった私が『スピーカー』というあだ名をつけられていました(笑い)」

 走ることに自信と明るさを与えられた少女は五輪に出場するまでになり、引退後はタレントに転身して“マシンガントーク”で人気を博す。2001年に結婚して2児に恵まれるなど順風満帆に見える人生だが、底知れぬ明るさの裏側で人知れぬ「壁」を抱いていた。

チャレンジを続け、ライフステージが変わっても走ることを大事にしている(時事通信フォト)
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「心臓病を抱えて生まれた次男には障害があり、これはなかなか乗り越えることができない壁でした。障害をどう受け止めて明るい未来や希望を見出していくか、ずっと考え続けました」

 出口の見つからない難問を前に悩み抜き、たどり着いた答えが「自分が元気でいること」だった。

「いろいろと考えましたが、家族が元気でいると私もやっぱり元気になれる。でも家族が笑顔でいるためには、私が元気に笑顔でいることが必要だと気づきました。みんなを明るくするのは自分次第で、いつも明るく元気でパワーがみなぎっていることを心がけています。そのためにも一日一日を大切にしないといけません」

 持ち前のポジティブ思考はチャレンジ精神にもつながる。熊本市議、熊本県議を経て2022年の参院選で国会議員に初当選した彼女は、この先も振り向かず前に進んでいくと誓う。

「どんな人でも、何かにチャレンジしていく姿は生き生きして輝いています。私もどうしようと迷うくらいならまずは挑戦してみようと陸上界、芸能界を経験して国会議員になりました。“どうせ元スポーツ選手だから”とは思われたくないので、これからも一つひとつ壁を乗り越えていきたい。この先も一生挑戦が続くのだろうと思いますが、明るく元気に走り続けます」

【プロフィール】
松野明美(まつの・あけみ)/1988年ソウル五輪に出場し、10000mマラソンの代表として日本新記録を樹立。熊本市議会議員、熊本県議会議員を経て2022年参議院選挙で当選。

※女性セブン2026年5月7・14日号

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