「決定打は『子供が欲しい』と言われてしまったことでした。実は、いまはもう治っているのですが、息子は生まれたときに病気が見つかっていたんです。その原因が私にあるのかと思い詰めてしまって、私の両親や兄妹もみんな心配して……。長男はもう完治しましたが、もし次の子が治らない病気になってしまったら、と思うと私には2人目をもうける勇気が出なかった。だから、再婚のときに『私はもう子供は産まない』と彼に言って、彼も納得してくれていたはずでした。
ただ、やはり子供を持つことを望まれてしまい、ここはお互いに理解し合えない部分でした。ここから気持ちのすれ違いも多くなり、数年くらいは家庭内別居のような状態が続いて、2023年に籍を抜きました。この話は今回、初めてします」
2度目の離婚をした大河内は、葉山を離れ息子との2人暮らしを開始。彼女が何よりも最優先しているのが息子の意思だという。
「息子が小さいときから『どうしたい?』と本人の意思を聞くようにしています。Aさんと離婚するときも、『離婚してもいい?』って聞きました。そうしたら『あんなに言い合いをしているなら、ママのストレスでしかないから、離婚した方がいいんじゃない?僕は別にいいよ』って返ってきて、それも後押しになりましたね」
Aさんと別れてから1年が経った頃、大河内は友達の紹介で出会った同い年の男性と意気投合した。

「私も彼もプロレスが好きだったので話が盛り上がって、仲良くなりました。これまで年上の方がいいって思っていたんですけど、この年になって始めて同い年ってすごく楽だなと思いました。お付き合いするってなったときも、息子にこういう人がいるんだけど……って話して。息子も『いいんじゃない?』って感じだったので、お付き合いを始めました。
息子はいま高校生で絶賛反抗期。私は私で更年期真っ只中なので、お互いの意見が食い違ってけんかになることもしばしばです。高校生だからこそのストレスもあるかなと思うので、余計なことは言わず、喋りたそうにしていたらそれに乗っかるくらいの気持ちでいます。でも、ふとしたときの息子のツッコミが面白かったりして、なんだかんだいい関係を築けていると思います」
紆余曲折を経て、ようやく充実の生活を手に入れた大河内の表情は、晴れやかだった。