健康・医療

《下半身スッキリ》【1日5分】“ペタペタ歩き”を変えて体の悩みを解消する「足指ウオーク」のやり方を伝授

裸足で歩いている
ペタペタ歩きを改善して下半身太りにアプローチする“足指ウオーク”(写真/Photo AC)
写真14枚

知らず知らずのうちに足裏全体をペタッと地面に着けて歩くペタペタ歩きになっていませんか? そのままだとせっかくウオーキングをしても効果半減。歩くたびに足指からお尻までの筋肉をしっかり使い、引き締まった足腰がつくれる「足指ウオーク」を行えば、下半身太りやむくみも改善!

下半身太りの人の傾向

・足裏が硬く、足指の動きが悪い
・足がむくむ、冷える
・扁平足、浮き指
・足指が曲がっている
・呼吸が浅い
・タコ、ウオノメ、巻き爪がある
・お腹に力が入らず、体幹が不安定

足腰を鍛えるには運動より「ほぐし」

下半身太りを解消する近道は、ダイエットでも筋トレでもなく「足と歩き方の改善」と、美脚専門トレーナーの大道匡彦さんは話す。

「下半身太りの人は足指がうまく使えていません。その典型が上図のペタペタ歩き。太ももの前やふくらはぎなど一部の筋肉だけが使われるため、足が太くなってしまうのです」(大道さん・以下同)

いくらウオーキングが体にいいといっても、この歩き方だと意味がない。

「ペタペタ歩きだと足裏の皮膚が硬くなり、足指の動きが悪くなって、地面を押す力も衰えてしまいます。血行不良で代謝が下がり、むくみや冷えの原因にも。その状態でたくさん歩いても足は引き締まりません」

深刻なのは、土踏まずのアーチが崩れて扁平足になること。筋力が低下する中高年以降の大半は、足裏のアーチが崩れているという。

ペタペタ歩きをしている人のイラスト
ペタペタ歩きの人の特徴
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「アーチが崩れると浮き指になり、地面を捉えられなくなってペタペタ歩きになってしまいます。足指が曲がっている人も同様です。連動して骨格も崩れ、体幹まで不安定になっていく。重心のかけ方に偏りが出て、タコやウオノメ、巻き爪も起こります。

一方、土踏まずのアーチや足裏・足指をうまく使えている人は、かかと・母趾球・小趾球(※)の3点で体を支えられ、足指で押し出す推進力のある歩きができる。足、お尻、腰、上体も連動するので、全身のバランスも整い、引き締まった美脚を維持できます」

※母趾球は足の親指のつけ根にあるふくらんだ部分、小趾球は足の小指のつけ根にあるふくらんだ部分のこと。

“足指ウオーク”に変える3ステップ

足指を使った歩き方を身につけるには、3ステップが有効となる。

「もっとも重要なのが、ステップ1のほぐしケアです。毎日続けると着実に足は変わる。『足が軽くなった』と感じたら数歩前進です」

ステップ2は、地面を踏みしめ、全身で歩くための準備運動だ。ゴールの“足指ウオーク”を目指し、まずはステップ1・2を習慣化しよう。

【STEP1】ほぐす

【1】足指の柔軟性を取り戻す「足指伸ばし」(左右各1分)

足の指を伸ばしている
指先に向かってやさしく伸ばす
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足の親指を持ち、つけ根を押さえながら足の甲の骨の向きに沿ってやさしく伸ばす。ほかの指も同様に。

【2】足指の柔軟性を取り戻す「足首回し」(左右各20回)

足首を回している
ひざを押さえ、外側に大きくゆっくりと回す
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手指を足指の間に入れて握り合うように組む。ひざを押さえ、外側に大きくゆっくりと回す。

【3】足裏のアーチをつくる「足の甲伸ばし」(左右各10回)

足指を伸ばしている
各30秒、左右の足指を伸ばす
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両手の親指を足の中指に置き、ほかの指で足裏を押す。足指のつけ根の骨が出るよう、手で足の甲を曲げる。

【4】浮き指改善&アーチづくり「足チョキ体操」(左右各30秒)

足の指を動かしている
親指と他の指4本を交互に床につける
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足指のつけ根を床につけ、指で床を軽く押す。親指を浮かせて元に戻し、親指以外の4本指を浮かせて元に戻す。左右ともに10回繰り返す。

【STEP2】安定して立つ

片手を上げている
全身を連動させて歩く準備「手と体幹のバランス運動」(左右各10回)
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足を少し開いて立つ。顔は正面に向けたまま、手のひらを体の中心線上に保ちながら左腕を上に伸ばし、右腕を下に伸ばす。腕を伸ばしたとき、体幹が自然に回転することを意識する。腕を替えて同様に行い、10回ずつ繰り返す。

【STEP3】足指ウオーク

足・お尻と骨盤・上体が連動した歩きが目標。かかとで着地し、足指で地面を押しながら離れる感覚をつかもう。

歩く女性のイラスト
右足を踏み出す
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【1】後ろの足(左足)に体重が乗っていることを感じながら、右足を踏み出す。

歩く女性のイラスト
かかとから着地し、左足の足指が地面から離れる
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【2】右の骨盤が前に押し出されてかかとから着地し、左足の足指が地面から離れる。

歩く女性のイラスト
左足のかかとから着地し、左足を踏み出す
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【3】左足のかかとから着地し、右足に体重を感じながら左足を踏み出す。

歩く女性のイラスト
かかとから着地し、右足の足指が地面から離れる
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【4】左の骨盤が前に押し出されてかかとから着地し、右足の足指が地面から離れる。

「足指ウオーク補強ケア」

引き締め+美姿勢効果がアップ!

姿勢改善&深い呼吸を身につける「壁ヒップリフト」(4回)

壁ヒップリフト
お腹、裏ももに力が入り、お尻がわずかに浮く
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【1】仰向けに寝て足幅をこぶし1個分あける。股関節とひざを90度に曲げ、壁に足裏をぴったりとつける。

【2】裏ももの筋肉を意識しながら足裏で壁を押すと、自然とお尻がわずかに浮く。その状態を維持し「鼻から5秒息を吸う→5秒で吐ききる→5秒間止める」を4回繰り返す。お腹の力を抜かず、背中で息を吸うイメージで。

足指ウオークに必要な“ひねり”を養う「お尻ストレッチ」(左右各30秒)

お尻ストレッチ
体育座りの姿勢から始める
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【1】体育座りをし、上半身を左にひねりながらひざを左に倒す。左のお尻に体重が乗った状態で右足を後ろに引き、両ひざを90度に曲げる。

お尻ストレッチ
ひじで床を押す
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【2】おへそを床に近づけるように骨盤ごと上半身を倒し、お尻の伸びを感じながら30秒間、深い鼻呼吸を繰り返す。反対側も同様に行う。

日常の工夫で下半身太りを解消

足指が固まっていると、姿勢が崩れ、呼吸が浅くなりやすいと、大道さんは言う。改善するには基本のステップとあわせ、さらなるトレーニングを習慣づけるとより効果的だ。

「『壁ヒップリフト』を行えば、猫背や反り腰が改善でき、深い呼吸が無理なくできるようになります。指の力も入りやすくなるので足のむくみも軽減されます。とても簡単なので、入浴後や寝る前にぜひ取り入れてください」(大道さん・以下同)

ペタペタ歩きが習慣化していると、お尻を使い、体の重心を左右にバランスよく移動させる歩き方がなかなか身につかないという。

「ステップ3をする前に、『お尻ストレッチ』をしてみてください。重心を左右に移動させながらお尻を伸ばす効果があり、股関節の動きも高まります」

足に合った靴選びも下半身太り解消のカギ

せっかくケアをしても、靴選びを誤ったら台無しだ。

「きちんと歩けるようになるまでは、ヒールのある靴は避けたいですね。

安定した姿勢を保つためには、かかとと靴が一体化していることが大前提。ぶかぶかでかかとが浮いてしまう靴はおすすめできません。つま先を圧迫する靴も、外反母趾や内反小趾を招く恐れがあるのでNGです。一度、靴店で正確なサイズを測ってみてください」

サンダルはかかとがオープンなため“足指ウオーク”には適さないと続ける。

「スニーカーの靴ひもを結びっぱなしにしている人も、かかとと靴が一体化していない可能性があります。下半身太りを解消したいなら、ひもをほどかないと靴が脱げないくらいしっかりと結びましょう」

扁平足が気になる人は、アーチを支えるインソール(中敷き)を利用するのも手。足指をしっかりほぐし、いつまでも力強く歩けるスッキリ足を手に入れよう。

◆教えてくれたのは:東大卒美脚トレーナー・大道匡彦さん

美脚専門パーソナルジム「Desty(ディスティ)」(銀座、中目黒)、オンラインサロン「Destyオンライン」を運営。近著に『頑張らなくても勝手にやせる足指ウォーク』(イースト・プレス)がある。Instagram「daido_fitness」。

取材・文/佐藤有栄 イラスト/クリタミノリ

※女性セブン2026年7月9・16日号