
突然の訃報に動揺が広がっている。8月2日、急死していたことが明かされた清水良太郎さん(享年37)。父、清水アキラさんと「ものまね番組」などでしのぎを削ったタレントで歌手の布施辰徳は、小学校に上がる前からの良太郎さんを知り、彼がギターやモノマネを始めた頃からその成長を見守ってきた。それゆえ、今回の出来事はあまりにも突然で受け入れがたいものだった。
「先月、一緒に会っていて、そのいつもの良太郎が死ぬなんて……まったく考えたことなかったですからね。彼は最近もすごく前向きでしたよ。何がどうなったら、こうなるんだって……」(布施、以下同)
深い悲しみは、やがて親より先に旅立ったことへの憤りへと変わった。布施は「徐々にあいつ大バカ野郎だな、と思いましたよ」と語気を強める。
「ご両親より先に死ぬなんて一体何を考えていたんだ、と言いたいですよ。本来、親が先に死んで、その姿を子供たちに見せるっていうのが順番でしょう。それを自分が先に逝っちゃダメですよ。どんな形であれ……」
訃報を受けたその日、布施はアキラへメールを送っていた。愛息を失った悲しみの中にある父親から返ってきたのは、我が子を気にかけてくれた布施への深い感謝の言葉だった。
《布施、こんなバカのために、最後まで付き合ってて、可愛がってくれて、布施、ありがとな。ホント感謝しているよ》
「この返信をいただいて、さすがにぼくも耐え切れずに泣いてしまいました。ホント、ツラいですよね……いまでも涙が止まらなくなります」
過去の不祥事により厳しい状況に置かれながらも、営業やSNSなどを通じて少しずつ自らの名前で表舞台に立ち始めていた良太郎さん。「6月にお父さんとライブできて良かったねと喜んでいた矢先だった」と布施は語る。
「あの子、たぶん、いろいろ抱えていても、周囲に見せない子なんですよ。いつもカッコつける子なんですよ。いい服着て、いい車乗って、飛び跳ねて、“オレ、いつも元気! お金も持っているぞ~”って感じの子だったんですよ。だから人に弱みを見せられなかったんじゃなかったのかな……」
前向きに再起を図っていたはずの青年は、なぜ突然の悲しい結末を迎えてしまったのか。周囲に弱みを見せず、最後まで「いつも通りの明るい良太郎」であり続けた彼の胸のうちは、今となっては知る由もない。残された関係者たちは、消えることのない喪失感と問いを抱えたまま、早すぎる別れに向き合っている。