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《国宝級のプレゼント》吉沢亮、映画『国宝』で歌舞伎指導を務めた中村鴈治郎から「家紋入りのれん」 鴈治郎が語った吉沢へのエール「いろいろなことに挑戦してもらいたい」

ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』で主演を務める吉沢亮
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 のりの効いた真新しいのれんを脇に満ち足りた笑顔を見せる吉沢亮(32才)。7月に東京で開幕し、9月10日から大阪・梅田芸術劇場で上演中のミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』で主演を務める吉沢は、伸びやかな歌声と堂々たる演技を披露している。

 2016年にブロードウェイで開幕し、翌年のトニー賞6部門に輝いた話題作の日本初演。社交不安障害を抱える高校生が、同級生の死をめぐる嘘にのみ込まれていく物語だ。

「10年ほど前に現地で観劇して以来、吉沢さんは“いつか自分が演じたい”との思いを温めてきたそうです。主演が決まってからは移動の車中でも歌のトレーニングに励むなど、稽古に打ち込んできた」(芸能関係者)

 冒頭は、吉沢のスタッフがSNSに投稿した写真だが、彼の楽屋の入り口に、公演の途中から一枚ののれんが掛かるようになった。シックな濃いブルーが上下に配された白地ののれんに、「吉沢亮さん江」の文字。傍らには、映画『国宝』で吉沢が演じた主人公・喜久雄の一門「丹波屋」の家紋が添えられている。のれんの贈り主は、歌舞伎界の重鎮・中村鴈治郎(67才)だ。

「上方歌舞伎の顔として“がんじろはん”の名で親しまれ、2019年に紫綬褒章を受章。人間国宝・坂田藤十郎さんと、女優で元参議院議員の扇千景さんの長男という名門中の名門の生まれで、映画『国宝』では歌舞伎指導を務めました」(梨園関係者)

 昨年6月に公開された同作は、今年2月に興行収入が200億円を突破し、邦画実写作品の歴代興行収入第1位となった。

「中でも吉沢さんの鬼気迫る演技は高く評価され、今年3月の『日本アカデミー賞』で最優秀主演男優賞を受賞。歌舞伎はまったく素人の吉沢さんが演じたのは、人間国宝に上り詰める希代の女形役です。鴈治郎さんはクランクインの約1年半前から、発声や立ち方など、初歩の初歩からみっちりと稽古をつけ、その結果、本職の歌舞伎俳優たちをもうならせる圧巻の演技を見せたのです」(前出・芸能関係者)

「何かの形でエールを送りたかった」

“歌舞伎の師”が贈った「楽屋のれん」は、役者にとって単なる贈り物ではない。演芸評論家が解説する。

「屋号や名前が入った楽屋のれんは役者の“顔”。自分専用の部屋が与えられなければ掛けられないもので、『役者として一人前になった証』とされています」

吉沢(左)と鴈治郎の長男・中村壱太郎(右)。壱太郎も『国宝』では所作指導を担当した(公式Xより)
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 本誌『女性セブン』は鴈治郎に、のれんに込めた思いを聞いた。

「亮に歌舞伎指導をしていた頃のことは、もう忘却の彼方ですよ。それくらい怒濤の日々でした。実は楽屋のれんを作って贈るのは初めて。新しい舞台に挑戦する亮に、何かの形でエールを送りたかったんです」

 吉沢の好きな色だというブルーを用い、季節を問わず使えるよう、ベースは白地に。さらに、縁起ものに添える「書き熨斗」の部分を、家紋のデザインでアレンジするという遊び心も添えられている 

「本当は7月25日の公演初日に贈りたかったんですが、間に合わなかった(笑い)。とにかくしゃれたものにしたいと、かねて懇意にしている着物屋さんと相談しながら作りました。亮は今回のミュージカルで念願の役を射止めたわけだけど、これからもいろいろなことに挑戦してもらいたい。いい意味で、小さくまとまらないでほしい」(鴈治郎)

“国宝級”の贈り物を得た吉沢。さらに芸の道は続く。

※女性セブン2026年9月24日号

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