
常備しておけば、料理の幅がぐっと広がるトマト缶とトマトジュースは、汁物作りでも重宝するアイテム。具材になるだけでなく、味わいも加えてくれるので満足感のある仕上がりに。トマトジュースを使えば冷製スープも簡単!和洋中どんなメニューにも合うので、レパートリーは無限大。料理研究家・島本美由紀さんが、そんなトマト缶を使った「お手軽スープ」レシピを伝授!
*分量は2人分。
*ホールトマト缶、カットトマト缶はともに1缶=400gのものを、トマトジュースは食塩不使用のものを使用。
トマト缶はこんなに優秀!
1:保存がきく
未開封なら常温で長期保存が可能。生のトマトのように傷みを気にせず、ストックしておけば必要なときにすぐ使えます。
2:価格が安定している
生トマトは季節や天候で価格が変動しますが、トマト缶は比較的安定しています。食材高騰が続くいま、家計の強い味方に。
3:栄養が豊富
トマトに含まれるリコピンは加熱することで吸収率が高まるため、加熱処理されているトマト缶なら効率よく栄養を摂取できます。
加熱する場合、ホール缶はじっくり煮込む料理、「カット缶」はさっと加熱する料理に
「ホールトマト缶は、煮込みながらつぶすことでトマトの旨みを引き出しやすく、じっくり加熱する料理に向いています。一方、カットトマト缶は果肉感を活かしやすくそのまま使えるので、さっと火を通す料理向き。調理時間や仕上がりに合わせて使い分けてみましょう」(カゴメ株式会社 管理栄養士 杉本優子さん)
ガスパチョ
ひんやり&軽やか!トマトジュースでミキサーいらず
作り方
【1】きゅうり1本、パプリカ(黄)1/2個、セロリの茎10cmは5mm角に切る。
【2】ボウルにトマトジュース2カップ、レモン汁(または酢)大さじ2、おろしにんにく小さじ1/4、塩ふたつまみを入れてよく混ぜる。
【3】【2】に【1】を加え、冷蔵庫で30分冷やす。器に盛り、オリーブオイル適量を回しかける。
チキンとしめじのトマトミルクスープ
バターでコクも加えた、具だくさんスープ

作り方
【1】鶏もも肉1枚はひと口大に切る。塩・こしょう各少量を振り、小麦粉少量を薄くまぶす。玉ねぎ1/2個は薄切りにし、しめじ100gは石づきを除いてほぐす。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて中火で熱し、【1】を入れて玉ねぎがしんなりするまで炒める。
【3】ホールトマト缶1缶をトマトをつぶしながら加え、コンソメ(顆粒)大さじ1、おろしにんにく少量を加える。
【4】煮立ったらふたをし、弱めの中火で20分煮る。牛乳1/2カップ、バター10gを加えてひと煮する。器に盛り、ドライパセリ適量を振る。
冷や汁風トマトスープ
ごまみそ×トマトで深みのある味に

作り方
【1】木綿豆腐200gは角切りに、オクラ5本、みょうが1本は小口切りに、青じそ2枚はせん切りにする。
【2】器にトマトジュース1カップ、水1/2カップ、みそ小さじ4、白すりごま小さじ2、和風だし(顆粒)小さじ1、ツナ缶(油漬け)1缶(70g)を缶汁ごと入れてよく混ぜ、冷蔵庫で30分冷やす。【1】を順にのせる。
もずく酢でトマトサンラータン
もずく酢とトマトで酸味をきかせて

作り方
【1】えのきたけ50gは石づきを除き、3cm長さに切る。
【2】鍋にカットトマト缶1/4缶、水1/2カップ、鶏がらスープの素(顆粒)・酒各小さじ2、しょうゆ小さじ1、【1】を入れて中火で熱し、煮立ったらもずく酢2パック(120g)を加え、えのきたけに火が通るまで煮る。
【3】水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1+水大さじ1)でとろみをつけ、溶き卵2個分を加えて火を止める。器に盛ってラー油適量をかけ、小ねぎの小口切り適量をのせる。
ベーコンと小松菜のトマトみそ汁
少なめのみそでも満足な洋風みそ汁

作り方
【1】小松菜100gは3cm長さに、スライスベーコン2枚は1cm幅に切る。
【2】鍋にオリーブオイル小さじ1を入れて中火で熱し、【1】を入れて軽く火が通るまで炒める。
【3】だし汁・トマトジュース各1カップを加え、煮立ったらみそ小さじ2を溶き入れる。
◆教えてくれたのは:料理研究家・島本美由紀さん

ラク家事アドバイザー。身近な食材で手間をかけずに作れるレシピが好評。食品保存や常備食材活用の専門家としても活躍。
撮影/菅井淳子 取材・文/平井薫子
※女性セブン2026年9月24日号