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愛子さま、2度目の海外公式訪問はシンガポール「日系大統領夫人と交流へ」「屋台メシにも期待」「日本軍の負の歴史」…視察先の候補が次々と浮上 一方で持ち上がる“不穏な事態”

 一方、両国の関係を語る上で欠かせない、先の大戦の歴史とも向き合われることになりそうだ。

「シンガポール国立博物館へのご訪問も調整されているようです。同博物館には、日本軍による占領時代の展示があり、日本軍の戦車の実物大レプリカもある。愛子さまは“負の歴史”を目の当たりにされることになるでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 そうした歴史に向き合い、両国の友好のために尽力されてきたのが、上皇ご夫妻だった。

「上皇ご夫妻はこれまで1970年と2006年の2度、シンガポールをご訪問。さらに同国首脳の来日の際は心を込めておもてなしをされてきました。1970年の初訪問時に開かれた晩餐会でも、先の大戦の歴史に言及し、苦難の歴史を強いられた同国の人々に心を寄せられた経緯があります」(前出・皇室記者)

 両国の絆を象徴する場所が、シンガポール西部の工業地帯に位置するジュロン日本庭園だ。

「1970年に上皇ご夫妻が足を運び、日本のソテツの苗を植えられました。2006年にも、この場所を再訪。2mほどの高さに成長したソテツと36年ぶりの再会を果たされました。両国の友好の象徴でもあるこの場所で、愛子さまが新たに植樹する期待も高まっています」(前出・別の宮内庁関係者)

ラオスにて、振袖姿で晩餐会に出席された愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/JMPA)
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 さらに日本赤十字社(日赤)に勤務される愛子さまに関連して、医療機関へのご訪問も検討されている。9月に今回のご訪問の事前取材で同国を訪れた、放送作家のつげのり子さんが解説する。

「医療機関であれば、『KKウィメンズ&チルドレンズホスピタル』の小児血液がんセンターが有力ではないでしょうか。ここは女性と子供専門の病院で、シンガポール国内で最大の小児血液がんセンターがあります。

 現地の人は『医療機関ならここに行くだろう』と口をそろえて話していました。高度な医療はもちろんですが、あわせて家族の支援や患者の心のケア、勉強などが一体化している施設です。日赤で働く愛子さまのお仕事との親和性も高いと感じています」

 今年6月、オランダ・ベルギーを訪問された雅子さまは、オランダで小児がんの施設を視察し、闘病中の子供たちと交流されている。雅子さまが国境を問わず寄せられてきた福祉への思いを、愛子さまが同国で辿られる可能性も高そうだ。

インドネシアでの大規模な山火事の影響

 祖父母から母へと受け継がれてきた思いを胸に、2度目の海外訪問に臨まれる愛子さま。一方、ご出発まで1か月を切る中、不穏な事態も持ち上がっている。

「昨年のラオスご訪問の際には、ご出発1か月前の閣議了解の時点で、具体的な日程やご視察先についてテレビ・新聞各社が詳報しています。しかし今回は詳細なスケジュールが“調整中”ということで、宮内庁側からなかなか発表されないようなのです。両国の絆を深めるためにも、ご訪問先について国民に知ってもらうことは重要なのですが……」(皇室ジャーナリスト)

 背景には、シンガポールの隣国インドネシアで起きている大規模な山火事の影響があるそうだ。

「現在、インドネシアで違法な野焼きや干ばつによる森林火災が発生しています。今年1月から8月までに東京都の面積の4倍以上に及ぶおよそ90万ヘクタールの森林が焼失。火はいまも燃え広がり、過去10年で最悪レベルと指摘されている。そうした火災によって発生した煙は、国境を越えシンガポールでも深刻な『煙害』を引き起こしています。

 大気汚染の指数が急上昇し、スポーツイベントの中止や、航空便のキャンセルも相次いでいる。愛子さまのご訪問先の候補には屋外施設もあるため、影響が懸念されているようです」(前出・皇室ジャーナリスト)

オランウータンのジェニファーと記念撮影をされた両陛下(宮内庁提供)
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 さらに、山火事の被害は人間だけにとどまらない。

「森林が消失し、絶滅危惧種に指定されているオランウータンがすみかを失っています。現在、現地の野生動物保護団体が必死の救助活動を行っている」(別の皇室ジャーナリスト)

 動物好きで知られるご一家は、この悲惨なニュースに、深く心を痛められているという。

「今年5月、両陛下が愛媛県を訪問された際、オランウータンの保護に取り組んでいるとべ動物園へ。同園で飼育されているインドネシア生まれの『ジェニファー』と対面されています。その際、雅子さまはオランウータンの保護活動にかねて関心を抱いていたと語られ、『おしゃれな髪形ですね』とジェニファーに話しかける場面もありました。陛下と雅子さま、ジェニファーとの“スリーショット”も撮影されています。

 愛子さまは間もなく訪問を控える現地の被害と、雅子さまが心を寄せるオランウータンたちの苦境に心を痛められているのではないでしょうか」(前出・別の皇室ジャーナリスト)

 祖父母が築かれた友好の歴史と、煙害に苦しむ人々や動物たちの現実。その両方に向き合う愛子さまの、2度目の海外公式訪問が目前に迫っている。

※女性セブン2026年11月12・19日号

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