”崩れないメイク”に定評があるヘア&メイクアップアーティスト、長井かおりさんがメイクアップのコツを説明。
【秘訣07】眉はスクリューブラシでとかしながら
きれいな眉の基礎も、さらっときれいな肌にある。スクリューブラシで眉の下をとかして、たまったパウダー類を掃除すると、アイブロウの定着力が高まる。さらに、描いている途中、仕上げにもきちんと眉をとかすと◎。
「ある程度の太さがある楕円芯を使うとテクいらずで、今どき眉を描くことができます。眉頭から眉山までは寝かせて接着させて、太く曖昧なふんわりした色出しを。眉尻などの細かいラインは、垂直に立てて描きましょう」
【秘訣08】パンダ目対策に”防波堤パウダー”を
長井さんによると、目元のメイク崩れでよくあるお悩みのひとつが、アイラインがよれた”パンダ目”。ラインを引く前に、目の際にフィニッシングパウダーをのせると、これが防波堤になってくれるそう。
「きれいなラインを描くコツは、アイラインを上向きに持ち、まつげの間に点を打つようにすること。一筆書きはNGと心得ましょう」
【秘訣09】チークとリップも”定着”を意識して
チークをブラシでつける場合、無造作にふわっとのせず、肌に押し当ててるようなタッチでのせると、色が定着し、崩れにくくなる。
「崩れないリップはもっとも難しく、日々、研究中(笑い)。ですが、直塗りしてから指を押し当て、唇のシワまできちんとテクスチャーを入れ込むようにすると、色持ちが上がるように思います」
夏仕様の”崩れないメイク”、コツをまとめて復習
□ 化粧水と乳液で肌にたっぷり水分を与える
□ 下地とフィニッシングパウダーの先のせで水分を閉じ込める
□ コンシーラーは、顔の中で目立つ頬骨上“美肌ゾーン”周辺にこってり
□ 濃いシミやソバカスはピンポイント綿棒で解決
□ フィニッシングパウダーを重ねて、メイクが定着しやすい状態に
□ アイラインは、まつげの間から点を打つように
□ 眉毛は描く前後、最中、とブラシでとかしながら
□ チーク、リップも定着を意識して丁寧に!
肌がさらっときれいな状態を保ちながら、パウダーもラインも無造作にのせず、押し当てるようにするのが、いちばんのコツみたい。
「崩さない!と思いながら、メイクをすると、手つきも自然とふさわしいものになりますよ」と、長井さんも話す。さっそくトライしたい人は、使用アイテムも忘れずにチェックして。