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自宅で温泉気分!? 94万円以上するシステムバスルーム「SPAGE」がバカ売れ

自宅で温泉のような非日常感を楽しめる『スパージュ』の売り上げが好調だ。その大きな要因になっているのが、首や肩に心地よくお湯があたる「肩湯」。お風呂好きな日本人のための新しい浴室は、100回以上の試作を重ね、技術の粋を集めて生まれた。

女性が『オーバーヘッドシャワー』を浴びてリラックスしている
『オーバーヘッドシャワー』は、全身を包み込むようにお湯がたっぷり吐水される。
写真3枚

コンセプトは“心地よさ”と“非日常間”

『スパージュ』は住宅設備メーカーのリクシルが開発した、肩湯や打たせ湯が家庭で楽しめるシステムバスルームだ。

発売されたのは2014年。実はこの年には意味がある。ユニットバスが日本で誕生したのが東京オリンピックの年である1964年。2014年は50年の節目の年だった。この50年の間で、浴室はどんどん便利になり、快適に使用できる設備が他社からも出揃ってきた。そこで、次の50年を見据えた浴室を作ろうと、2008年から開発が始まった。

コンセプトは、人間工学に基づいた“心地よさ”と“非日常感”。首や肩に温かいお湯があたることで得られる心地よさに注目した。まずは肩湯『アクアフィール』の開発に着手した。肩湯は首や肩に直接お湯をかけることで血その周辺の太い血管が温まり、血流量が増す。

ベールのようなお湯が肩を包む

女性が『アクアフィール』で湯船に入り、肩湯を浴びている
首から肩をなでるように温める肩湯『アクアフィール』
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ところが、湯口から幅広くお湯を出そうとすると、表面張力によりお湯が先細りになり、お湯の出る形が三角形になって肩にうまくあてることができない。心地よさと、長時間あたっても疲れない湯量や出方をどう実現するか、試作は100回以上にのぼった。

研究を続けるうちに、湯口からお湯が出るときは両端の勢いが強いが、外側に流す水の勢いを強くすることで先細りにならず、ベールのようなお湯の流れが生み出されることがわかった。人の肩にあたるときに優しく肩を包むような均一なあたり心地を実現できた。

続いて取り掛かったのが、打たせ湯の『アクアタワー』の開発だった。打たせ湯とは本来、3mほどの高さからお湯を落とすことで心地よい水圧が生まれるが、家庭の浴室の天井の高さでは勢いがつきにくい。それを解決したのが同社が誇る節水シャワーの技術だった。

節水シャワーは、シャワーヘッドの内部の羽根車がシャワー穴の半分を塞ぎながら高速回転することでシャワー内の圧力を増幅させ、少ない水でも強い水流を作り出すというもの。打たせ湯の吐水口に同じように羽根車を入れ、断続的にお湯を切ることによって勢いが増し、お湯がかたまりになって出るようになっている。この技術を使うことで、2mの高さからでも心地よいお湯のあたりを再現できた。

ショールームで肩湯を目にした30~50代が支持

女性が浴室の天井から落ちる打たせ湯『アクアタワー』にかかって、リラックスしている
マッサージ効果が期待できる打たせ湯『アクアタワー』
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そして発売後の反響は、予想を大きく上回った。『スパージュ』は同社の浴室商品の中で中高級グレードにあたるが、前期の同グレードのシリーズと比較したところ、2014年の時点での売り上げは前シリーズの前年比120%を超えた。実際にショールームで肩湯を目にした人を次々と魅了し、30~50代という幅広い年齢層に受け入れられたのだ。

浴室が心地よい場所になれば、自然とそこで過ごす時間も増える。非日常感とリラックスを同時に体感できる『スパージュ』は、ライフスタイルそのものを変える可能性を秘めているかもしれない。

お湯を楽しむだけでなく、掃除のしやすさもユーザーから支持されている。

【DATA】
戸建て・マンション用システムバスルーム『スパージュ』。94万~257万8000円。問い合わせは、リクシル 電話:0120-179-400

※女性セブン2018年11月22日号

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