ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は「厚化粧に見えないテクニック」をお教えします。
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小池百合子さんが、女性初の東京都知事になりました! キャスター出身だけに、知的な美人さん。「厚化粧女」という暴言にも「あざを隠すためです」と切り返して、大人の女性の共感と同情を得たのは、さすが!
大人のメイクは、白・赤・黒をはっきり
でも、そもそも女性政治家にナチュラルメイクは合いません。メイクと洋服はセットなので、カチッとしたスーツの人はしっかりメイクの方が合うし、きれいに見えるんですよ。
それに、私は大人のメイクは白・黒・赤をはっきりさせることが大事、と常々言ってますが、小池さんはそれがちゃんとできています。
以前、仕事で女性の政治家にお会いしたとき、結構な厚化粧でびっくりしました。でもね、今ならわかります。すごく忙しくて限られた時間の中で、周りにアピールできるメイクをするから“厚化粧”になってしまうんです。女性政治家には、アピール力やエネルギーを重視した“目立ってナンボのメイク”が必要なんです。
今使っているものとW使いを。質感が新鮮ナチュラルチーク
ですが、私たち一般人は「効いてるんだけど目立ちすぎない」メイクがいいですね。そのためには、まず“つけたらぼかす”。例えば、アイラインをひいたら上からシャドウでなぞる、リップは一度ティッシュで押さえる…。このひと手間で悪目立ちしなくなります。さらに“重ねる”ことで、質感に深みが出て、メイクもちもよくなります。
中でもチークは重ねて使うのがオススメ。今のイチオシは、オレンジ系で大人がほしいツヤやハリ感がプラスされるもの。でも、これ一色だと大人の肌になじみすぎちゃうので、普段使っているチークに重ねて使いましょう。ちょっと華やかさも加わります。このひと手間が、効かせ技なんですよ。
小池さんのメイクのポイントは、彼女をチャーミングに見せている長い下まつげとしっかりチーク。多分小池さんはチークをWで使ってはいないと思うけど、遠目でもしっかりアピールするためには、くっきりでOK。でも、私たちは「悪目立ちしすぎない」が大事ですからね!
ふんわり、しっかり発色する新感触のチーク
みずみずしいリキッドが肌の上でサラサラに変化。肌に溶けるようになじむ。「エレガンス クルーズ サンディカラー OR201」(2160円)※9月18日発売予定/エレガンスコスメティックス 電話:0120-766-995
みずみずしいツヤ感とクリアな発色が続く
水のようなテクスチャーで、内側から色づいたような血色を演出。数量限定発売。「クラシック フィルム チークス 01」(3240円)/RMK Division 電話:0120-988-271
明るさと立体感が作れる2色セット
オイル成分をたっぷり配合。パウダーなのに透明感のあるツヤ肌に。「ピュア カラー ブラッシュ05」(5940円)/SUQQU 電話:0120-988-761
山本浩未(やまもとひろみ)
ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』(小学館)も好評。
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