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壁掛け&床置きも!お手軽暖房機『Kamome Heater』、そのスゴさの秘密

ドウシシャの「Kamome」シリーズに、壁掛け、床置きできる暖房機『Kamome Heater』が登場した。共に過ごすほど愛しくなる“愛着家電”として世界中で人気があるが、シリーズ初となる暖房機はいかにして生まれたのだろうか?

ドウシシャ『Kamome Heater』
壁掛け、床置きできる暖房機『Kamome Heater』が登場
写真3枚

コンパクトだから狭い空間でも邪魔にならない

ドウシシャの「Kamome」シリーズは“愛着家電”をコンセプトに、カモメの羽の形状を応用した扇風機やスクエア型の加湿器など、シンプルな佇まいとバランスのよい機能を搭載する商品を展開してきた。このシリーズから、壁掛け、床置きができる暖房機『Kamome Heater』が登場した。

同社は2015年に、洗面所や脱衣所といった暖房機器にとって比較的搭載されることが少なかった空間に注目。部屋の隅や壁に設置できるコーナーヒーターを商品化した。部屋の角に置け、足元に置いても邪魔にならないことから多くの反響を受け、2017年には床置きと壁掛けができるヒーターを発売。すると、壁に掛けられる点が予想以上に好評を博し、人気商品となった。冬のヒートショック対策として壁掛けヒーターは各社から発売されていたが、サイズが大きく、デザイン性に乏しいものが多かった。そこで、「温風の出る板を作ろう」と、『Kamome Heater』の開発が始まった。

部屋の壁にかけた『Kamome Heater』
壁にかけられるところも人気
写真3枚

最も苦労した点は、風量を損なわずにコンパクト化すること。従来のモデルは奥行きが14.5cmあるため圧迫感があり、高い位置に掛けるとどうしても目立ってしまう。よりコンパクトで、板状になるよう内部の設計を見直し、奥行きは9.5cmまで抑えた。また、風量を落とさず、かつほこりもキャッチしなければならない。そこで、本体の背面にある活性炭フィルターの編み目の細かさや分厚さなどを細かく調整することで解決した。風量は社員が試作品を自宅に持ち帰り、どの風量が最適か何度も試したという。最終的に風量は2種類まで絞り、「弱」「強」「送風」と、3段階で切り替えられるようにした。

温かみある色合い、操作音に遊び心も

『Kamome Heater』は機能性だけではなく、本体のカラーにもこだわっている。カラーの表記を「ホワイト」としているが、真っ白ではなく、生成りのような温かみのある色合い。これは同社オリジナルのカラーだという。「素材や大きさによって見え方が変わってくるので、どの色がベストか決断するまでが大変でした。この色味を出すまでにも、さまざまな苦労があり、デザイナーといろいろと案を出して作りました」と、開発担当者の有末航太朗さんは話す。

片手で暖房機『Kamome Heater』を持ち上げる男性
使わない時は家具の隙間にサッと収納できる。床置時もあまり場所を取らない。スイッチを押さなくても電源が付く「人感センサー」も搭載。消し忘れの心配がなく、リモコンでの操作も必要ない
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本体には壁掛けで使用する際、角度調整ができるよう、壁掛用ブラケットを付属。壁にぴったり設置する際は、壁掛用の専用フックに直接掛けられるようになっている。スタンドも搭載し、床置きとしても使えるため、足元を温めたい時など、シーンに合わせて使い分けることも可能だ。また、操作音にカモメの鳴き声を採用するなど、遊び心もプラスした。

家族の一員として迎えてほしいという熱い思いが込められた『Kamome Heater』は、体も心も温めてくれることだろう。

【データ】
壁掛け用フック付きで、工事不要で誰でも手軽に設置できる。約幅425×奥行き155(床置時)×高さ350mm、約2.9kg。カラーはホワイト。オープン価格(実勢価格1万6800円前後)。ドウシシャ 電話0120・104・481

※女性セブン2020年1月16・23日号

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