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『イオンバランスアイロンブラシ』ならとかすだけでツヤ髪に!朝のスタイリングもこれ1本で【美容家電レビュー】

毎朝忙しすぎてヘアスタイリングまで手が回らない。定期的に美容院に通ってスペシャルケアをするのもままならない。そんな“放置髪”に役立つのが、ブラッシングついでにヘアケアができる、ヘアアイロンブラシだ。ブラシの形をしたヘアアイロンで、ブラッシングしながら熱を加えることで、髪のまとまりがよくなるものが多い。

中でも家電ライターの田中真紀子さんがおすすめするのは、静電気を抑える機能がついた、コイズミの『イオンバランスアイロンブラシ』だ。

静電気防止機能がついたヘアケア要素の強いヘアブラシアイロン

コイズミ(小泉成器)『イオンバランスアイロンブラシ KHR-6900/H』
写真3枚

「本製品の特徴は、プラスイオンとマイナスイオンを交互に放出する『イオンバランステクノロジー』が、髪を健康な状態に保ってくれることです。まず、乾燥した髪にはプラス電子が帯電し、髪の広がりのもとになる静電気が発生しやすい。そこにイオン吹き出し口からマイナスイオンが放出されると、プラスとマイナスが中和され、静電気が発生しにくくなります。

一方、カラーリングやパーマなどをすると髪はアルカリ性に傾きキューティクルがはがれやすくなります。そこにプラスイオンが放出されることで、髪を弱酸性に導きキューティクルを引き締めてくれます。つまり、乾燥した髪や傷んだ髪にはもってこいなんです」(田中さん・以下同)

田中さん自身、髪が細いため絡まりやすく、静電気でバラつきが出やすい髪質。それが、「本製品でブラッシングしたら、ツヤのあるまとまった状態を長時間キープできた」と実感している。

さらに、実際の使用感などを聞いてみよう。5つの面から評価してもらった。

【手軽さ】「ヘアアイロン」としては手軽なほう

使用前は、通常のヘアブローと同じく、少しだけ準備が必要。

コイズミ(小泉成器)『イオンバランスアイロンブラシ KHR-6900/H』のスイッチ部分
写真3枚

シャンプー後であれば、いったんヘアドライをし、少し湿り気が残った状態で使う。乾いた髪に使う場合は、霧吹きや、ドライヤー前に使うトリートメント剤配合のスプレーなどで髪を少しだけ湿らせて使う。髪が濡れていたほうが、クセやうねりが取れるからだ。また、髪が絡まっていれば先にほぐしておく。その上で電源を入れて、100℃、120℃、140℃、160℃、180℃の5段階から設定温度を選び、お好みで、イオンを発生する「イオンバランスボタン」を押し、ブラッシングスタート。

「ストレートヘアアイロンと違って、変な形がつく心配もないし、挟み込む面倒くささもない。その点では、手軽に感じられます。ただ、いつものブラシの代わりに使うことを考えると、本体が330gあり重量感があるのと、電気コードを差す必要があるため、少し手間取るかもしれません。ブラシ代わりというよりは、あくまでもヘアアイロンとして考えたほうがいいでしょう」

なお、慌ただしい朝にうれしい機能も搭載。1つは、自動ロック機能。温度設定して5秒後にボタンに自動ロックがかかるため、ブラッシング最中、誤って温度設定ボタンを押してしまっても温度が変わる心配はない。もう1つは、約60分後に自動的に電源が切れる安全機能。うっかり電源を切り忘れても、安心だ。

【使用感】髪にツヤが出てうねりが収まる!

強力な癖毛には効かないが、通常のブラッシング以上のきれいな仕上がりを求めたい人に便利だという。

「私の場合、もともとストレートなので必要ないと思っていましたが、髪を内側からとかしていくだけで、うねった髪がストレートになり、髪にツヤが出たのには驚きました。ただブラッシングするだけより、断然キレイになりますね。髪の裾を少し巻いたり、前髪を整えたりするのにも便利。なにより、ストレートヘアアイロンのように髪をはさみ込まないので自然な仕上がりになるのがいいですね」

【意外性】ブラッシングしながらヘアケアできる

ヘアアイロンの中でも、ブラッシングとして使える「ヘアブラシアイロン」というジャンルがあること自体、知らなかった人もいるのでは?

コイズミ(小泉成器)『イオンバランスアイロンブラシ KHR-6900/H』
写真3枚

「私も最初に見たときは『この手があったか!』と思いました。またヘアアイロンとはいえ、ブラシのピンの先端がシリコン製のゴムでおおわれているため、ピンの熱が直接地肌や手に触れる心配もなく、熱さややけどを気にせず使えます。そんな安心感から、くせっ毛のお子さんの髪に使っている人も多いようです」

【時短】じっくりセットする時間がない朝に重宝

ヘアブラシアイロンで気になるのが、電源を入れてから使えるようになるまでの立ち上がり時間。本製品の場合、田中さんの体感では最高温度の180℃になるまで1分かからなかったという。

「私は電源を入れて30秒ほどで使い始めましたが問題なく温まっていました。ブラッシングは熱を与えるイメージでゆっくり行うといいらしいですが、私はせっかちなので鎖骨より下の毛先の手前まで5秒くらいかけておろし、最後に毛先のほうで5秒ほどキープ。何往復もしなくても、いつもより丁寧にブラッシングするだけですぐにしっとりします。じっくりセットする時間がないときに、短時間で整えられるので重宝します」

【コスパ】「ヘアケアできるブラシ」と考えれば妥当

お値段は、実勢価格で6000円あまり。

「ヘアブラシアイロンであれば、もっとリーズナブルなものもあります。ただ、本製品にはイオンが搭載されているので、ワンランク上のケアができると考えたら妥当な価格でしょう」

【データ】
コイズミ(小泉成器)『イオンバランスアイロンブラシ KHR-6900/H』
販売価格:6320円 ※9月23日時点の実勢価格(編集部調べ)
販売場所:家電量販店、楽天市場、Amazonほか

この人に聞きました:田中真紀子さん

美容家電と白物家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。1児の母として、慌ただしい生活でも手軽に使えてキレイになれる美容家電を日々研究中。

取材・文/桜田容子

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