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『キュレル ディープモイスチャースプレー』、保湿ケアをどこでもサッとできヒット

花王のスキンケアシリーズ『キュレル』から発売されている『ディープモイスチャースプレー』が好評だ。肌の必須成分「セラミド」の働きを補い、潤いを与えるため、7年もの開発期間中に1000回以上の試作を繰り返したという商品開発について聞いた。

 『キュレル ディープモイスチャースプレー』花王
乾燥性敏感肌の人や小さい子供にも使えてマスク生活でも大活躍
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『キュレル』は全70アイテムがラインナップ

『キュレル』は乾燥性敏感肌に悩む人のためのスキンケアシリーズで、2020年現在、顔・体・髪・頭皮などの保湿アイテムを全70アイテム、ラインアップしている。

『キュレル』の根底にあるのが、潤い成分「セラミド」へのこだわりだ。肌には本来、乾燥やほこりなどの外部刺激から肌を守るバリア機能がある。このバリア機能を働かせるための成分がセラミド。この成分が満たされているほど肌荒れしにくくきめ細かな肌になる。乾燥性敏感肌は、いわばバリア機能が働いていない状態。セラミド機能成分を配合した『キュレル』は、その働きを助けてくれるのだ。

◆携帯性に優れ場所を選ばず使用できる

1999年の発売以来、数多くのアイテムを世に送り出してきたキュレルだが、スプレータイプはシリーズ初となる。もともとスプレー状の保湿剤は、携帯性に優れ、場所を選ばずいつでも使用できることから、キュレル愛用者にとっても念願のアイテムだった。ところが、『ディープモイスチャースプレー』の開発には、なんと7年もの期間を要したという。なぜか?

逆さにしても使えるスプレー
スプレーは逆さにしても使えるので、いままで手の届きにくかった背中も簡単に保湿できる
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『ディープモイスチャースプレー』はコロナ禍でもヒット

潤い成分のセラミド機能成分は本来、水に溶けにくい物質。スプレーとして使用するには、粘度の低いサラサラの状態にし、セラミド機能成分をより微細化しなくてはならない。化粧水の成分である油と水を乳化する従来の乳化技術では、セラミドは結晶が大きすぎてスプレーに適した状態にすることはできない。1000回以上の試作を繰り返し、試行錯誤する中でようやくたどりついたのが、マイクロミキサーという機器による乳化方法だった。

◆フェイスクリームとともに2本の柱に

『ディープモイスチャースプレー』が発売された4月はコロナの影響で緊急事態宣言のまっ只中。営業活動も思うように進められなかったにもかかわらず、想像以上の売り上げを記録した。その背景には、もともと乾燥性敏感肌の人は、しっかり保湿ケアをしても一日中肌荒れや乾燥に悩まされてしまうという状況があった。その点、スプレーを仕事先や外出先にも持ち運べば、簡単に保湿をすることができる。また、小さい子供などのお風呂あがりの保湿にも、スプレーならばさっとできて手間がかからない。乾燥に悩む人々の切実な思いに寄り添った結果の賜物といえるだろう。

「7年の開発期間をかけてようやく発売できたスプレーが受け入れられたことがうれしいです。これからは、定番人気商品であるフェイスクリームとともに2本の柱でキュレルシリーズを広めていきたい」と、開発担当の青木麻美さん。

引き続きマスク生活が予想されるこの冬、顔だけでなく全身の保湿に活躍してくれそうだ。

◆DATA

サイズは3種類で、60g 900円、150g 1800円、250g 2500円(参考価格)。『キュレル ディープモイスチャースプレー』(医薬部外品)。https://www.kao.co.jp/curel/special/20spray/

※女性セブン2020年12月17日号
https://josei7.com/

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