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20才若返りも!? TVで話題のプチ整形「HIFU(ハイフ)」|しわ、たるみ改善の効果を解説

美容整形の施術ではあるが、そのお手軽さから「整形」というハードルの高さを感じさせないと評判の「HIFU(ハイフ)」。20代の若者から50代以上のミドル層まで、実践する人が増えている。若返りと将来の老化対策として、一度受けてみて損はない!

「HIFU」の施術風景
リフトアップ効果で小顔になれる施術「HIFU」って!?
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「HIFU(ハイフ)」とは?その効果は?

2020年11月25日に放送された『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で、最新の美容整形が特集された。その中で、話題の最新美容整形として紹介されたのが「HIFU(ハイフ)」という治療だ。しわやたるみを引き上げる“リフトアップ”効果があり、小顔や若返りをかなえるという。

施術後、肌の赤みや腫れが元に戻るまでの期間(ダウンタイム)が少ないことや即効性があることなどから、芸能人や美容に関心の高い女性たちの間で人気が過熱している。地元の美容室で働く米山由利子さん(仮名・57才)は、30才の娘からハイフをすすめられたと話す。

「ひと月ぶりに帰ってきた娘の顔が以前よりスッキリして見えたので、少しやせたのかと思ったら『プチ整形でリフトアップした』と言うのでびっくりしました。切らずにすぐ終わって、傷や腫れがないから、めったにバレないらしいんです。『お母さんも高い化粧品をあれこれ試すより、ハイフを受けた方が簡単かもよ』とすすめられました」

◆40~50代女性に人気

ハイフの効果は、もともとのたるみやしわが大きいほど実感しやすいという。最新機器「スーパーハイフプロ」を導入している共立美容外科・歯科(https://www.kyoritsu-biyo.com/)の横浜院院長で、リフトアップに関する施術に詳しい新妻克宜さんが言う。

「ハイフを施術されるかたで最も多いのは40~50代くらい。若い人の間でも関心が高く、20代後半から受ける女性も増えています。効果については個人差がありますが、10~20才は若返って見えますよ。60才以上なら、1回でぐっと変化を感じられると思います」

従来のリフトアップ治療とは何が違うのか。最新技術について詳しく教えてもらった。

どんな治療を行うのか?痛みは?

ハイフが支持される最も大きな理由の1つが、メスを使わず、痛みが少ないことだろう。かつてのリフトアップ治療というと、皮膚を切開し、引っ張り上げて縫い合わせる「フェイスリフト法」が一般的だったが、全身麻酔をして行う大がかりなもので、傷痕や腫れ、内出血がしばらく残っていた。

「近年は施術の種類が増え、耳の近く、髪の毛の生え際あたりに小さな穴を開けて自然に溶ける医療用の糸を挿入する方法や、こめかみやほお骨などにヒアルロン酸を注射する方法もあります。いずれも従来の手術よりは痛みや傷痕は少ないですが、顔の中に異物を入れることに抵抗がある人や、注射が苦手な人にはハードルが高い施術でした」(新妻さん・以下同)

◆治療中の痛みは?

一方、ハイフの施術は「熱」を用いる。皮膚のすぐ下にある真皮や、その奥の皮下脂肪、さらに奥の「SMAS筋膜」という組織に高密度の超音波で熱を与え、肌表面は焼かずに、内部だけを焼いてぎゅっと引き上げることが目的だ。施術時間は30分~1時間ほどで、皮膚の奥がチクチクと痛む人もいるが、麻酔クリームを塗れば違和感はほとんど感じないという。

「たとえば、ステーキを焼くところをイメージしてください。やわらかい肉は熱を加えることで硬くなり、収縮しますよね。しかし、フライパンで焼くと表面も焼けてしまいますから、ハイフは電子レンジで内側から熱を加える感覚に近い。ハイフには1.5mm、3mm、4.5mmと種類があるのですが、数字が大きくなるほど肌の奥まで熱が届きます。口元の小じわ程度なら浅い真皮層に当てるだけで改善できますし、たるみ改善には最も深いSMAS筋膜まで熱を届かせる必要があります」

「HIFU」を受けた前と後の顔
ほうれい線、目の下のたるみが改善。しわやたるみが気になる人ほど効果を実感しやすい
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どれぐらいの費用がかかるのか?

費用は程度によりさまざま。共立美容外科では3万円台からプランがあり、顔全体と顎下まで本格的に照射をした場合は38万円程度だ。高いと感じるかもしれないが、リフトアップ効果は1年ほど続き、その後も完全に元通りになるわけではないという。

◆施術から1か月後がもっとも効果を実感

「皮膚は熱によってストレスを与えると、『ヒートショックプロテイン』といって、傷んだ細胞を修復するためコラーゲンを生成します。その効果を最も感じるのが施術から1か月後で、内側からハリや弾力が出てきます。スキンケア化粧品は皮膚表面を保湿することで小さなリフトアップを行い、小じわを目立たなくさせますが、ハイフは自らの内面から生み出した成分できれいになれるのです。筋肉や真皮など、顔の内側にある組織の時代を巻き戻すという感覚です。さらに、施術から1年以上が経過してコラーゲンの生成はされなくなっても、ハイフによって再生されたコラーゲンが“つっぱり棒”のような役割を半永久的に果たしてくれるので、一度もやらない場合よりたるみやしわを防止できるのです」

◆施術した直後にメイクをすることも可能

スキンケアや美顔器、肌をきれいに見せるためのファンデーションやコンシーラーなど、毎日の美容にかかるコストはトータルすると高額なもの。効果が不確かなケアをし続けるより、思いきってハイフを受けてみる方がコスパがいいかもしれない。

肌に傷をつけないハイフは、施術した直後にメイクをすることも可能だ。リフトアップの効果は実感できるが、ダウンタイムがないため、周囲に「整形した」と気づかれる心配がないこともうれしい。

リスクとクリニック選びのポイント

低リスクな施術だが、注意すべきことはある。

「『高密度焦点式超音波治療法』を用いていれば、すべて『ハイフ』と呼ぶことができます。機器にも旧型があり、5年ほど前の古いタイプの機器は全身麻酔をしなければならないほど痛かった。また、最新の機器は最小限の熱で的確に狙った場所を照射できるように進化していますが、機器によって安全性のレベルが大きく変わってくる。カウンセリングへ行ったら、忘れずに機器の名前を確認してください」

さらに、施術を受ける施設選びも重要だ。「安いから」と安易に飛びつくと、効果を実感できないまま終わってしまう恐れがある。

「最近は、クリニックではなく、エステサロンでもハイフを受けることはできます。医師免許がなくても機器を扱うことはできますが、エステサロンでは、万が一のことが起こった際に対処やアフターケアが充分できないため、出力のレベルをかなり低くして施術します。まったく効果がないとは言いませんが、クリニックより効果的ではないことは間違いない。医師がしっかりとケアできるクリニックなら、安全安心な環境でしっかり効果を実感できるはずです」

◆過去にはトラブルになったケースも

2月には、独立行政法人「国民生活センター」が消費者自らエステ機器を操作する「セルフエステ」で行われる「セルフハイフ」にまつわる相談事例を公開した。

《ハイフ機器を自分で操作し顔に当てたところ、唇の神経を損傷した》
《痩身エステで超音波が出る機械を当てて脚にやけどを負った》
《顔のリフトアップをしたら耳などに不調が生じた》

このようなトラブルに巻き込まれないためにも、信用できる施設で施術を受けたい。

「マスクが当たり前となったいまは、整形後、しばらく顔を隠すことも可能です。美容整形は日々進化していますから、価値観や恐怖心、予算の都合など、自分の納得がいく方法をぜひ探してみてください」

毎日鏡を見て暗い気持ちになるのなら、ハードルの下がったプチ整形にチャレンジしてみるのもムダな出費ではないはずだ。

※女性セブン2021年1月1日号
https://josei7.com/

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