晴れの日には初夏の陽気となることも珍しくない今日この頃。街で日傘をさした人とすれ違うたび、そろそろ紫外線対策をしっかりやらないとと思っている人も多いのでは?
そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、紫外線が強くなるこれからの季節の美肌ケアに役立つお手軽ビューティーレシピを直撃!
年齢を重ねるとともに、紫外線対策やシミ、シワのケアは年間を通してのルーティンとなりつつも、これからの時期はいっそう気合を入れたいライターFが徹底レポートします!
わずか10分で驚きのクオリティ!風味も食感も◎なごちそうマリネ
――主役のサーモンがおいしそうなのはもちろんですが、スプラウトやナッツなどもはいっていて、華やかで美容にもよさそうなマリネですね!
有里:はい。マリネはその手軽さが魅力でもありますが、せっかくなら、いろいろな味わいや食感を楽しめたほうがよりおいしく感じられますし、美容に効果的な栄養もたくさん摂れたらうれしいですよね。
――手軽でおいしくて美容にいいなら、もう言うことないです! レモンの爽やかな香りも、これからの季節にピッタリですね。
有里:はい。たったの10分で作れて、おつまみにもなりますし、1品でバランスよく栄養が摂れるので、サラダ代わりにもおすすめのレシピです。
――ワインがすすんでしまいそう! 楽しみです!
《材料》(2人分)※調理時間目安10分
新玉ねぎ…1個 スモークサーモン…100g レモン…1個 スプラウト…1/2パック オリーブオイル…大さじ1.5 はちみつ…大さじ1.5 くるみ、レーズン…お好みで(大さじ1程度) レモン汁…適量 塩、こしょう…適量
《作り方》
【1】 新玉ねぎは皮をむき、スライスしてサッと水につけ、水気を切って塩を少々かけ塩もみしておく。スプラウトは根を切り、サーモンは食べやすい大きさに切る。レモンは中央部を5枚ほどスライスして、4等分にしておく。
【2】 ボウルにしっかり絞って水気を切った新玉ねぎと【1】、くるみ、レーズンを入れて、オリーブオイル、はちみつを加えてざっくりと混ぜ、残りのレモンを絞り、塩、こしょうで味をと調えたらできあがり。
アスタキサンチンたっぷりのサーモンで、食べるエイジングケア
――サーモンは「スーパーアンチエイジングフード」とも呼ばれているそうですね。
有里:そのようですね。実際、サーモンにはアンチエイジング効果のある成分がたっぷり含まれていて、ミス・ユニバースの合宿では、食事のメニューによくサーモンが登場するとか。そう呼ばれるだけの実力があるということですね。
――これから紫外線が強くなる季節なので、アンチエイジングはすごく気になります。詳しく教えてください!
有里:まず、サーモンのアンチエイジング効果の秘密は、あのきれいなピンク色のもとである「アスタキサンチン」にあります。「アスタキサンチン」には、若返りのビタミンといわれるビタミンEの約1000倍もの抗酸化作用があるといわれているんですよ。
――1000倍!? それは期待できますね。
有里:はい。具体的には、メラニンの生成を抑え、シミやシワなど肌の老化やダメージを防ぐ効果などが期待できます。
――まさに、その効果を求めていました!
有里:夏を迎える前の4月~5月は意外に紫外線が強いので、今のうちから対策やケアを取り入れたいですね。
――はい! 外側だけでなく、今年は体の中からもしっかりケアしたいと思います。
有里:ぜひ、このレシピも役立ててくださいね。「アスタキサンチン」は、油分やビタミンCと一緒にとることで吸収率や効果がアップするので、マリネやカルパッチョなど、オイルや柑橘類と合わせるメニューが、よりアンチエイジングに効果的です。
――覚えておきます!
今がチャンス!新玉ねぎだからこそのおいしさと美肌効果
――新玉ねぎが手にはいるのは、だいたい初夏の頃までですよね。
有里:はい。一般的に店頭に並ぶのは、3月頃から5月頃までです。実は、通常の玉ねぎと新玉ねぎにはそれほど栄養面の違いはないのですが、玉ねぎの栄養は水に溶けやすかったり、熱に弱かったりするので、水にさらしたり、加熱したりしなくても生でおいしく食べられる新玉ねぎは、栄養を摂取しやすいという特徴があります。
――なるほど。玉ねぎには美容に効果的な栄養も含まれているのですか?
有里:はい。玉ねぎには「硫化アリル」という硫黄系物質が含まれていて、水銀や鉛などの重金属と結合して体外へと排出するデトックス効果がある他、代謝を促すビタミンB1の吸収を助けるダイエット効果や、くまを改善する効果も期待できます。また、「ケルセチン」というポリフェノールは、エイジングケアにも効果的ですよ。