スキンケア

あごの「梅干しじわ」はなぜできる?解消する10秒メソッドを表情筋のプロが解説

あごリセット
あごリセットで若々しい表情を手に入れましょう(「あごリセット」のやり方。左写真から【2】【3】【4】)
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自分では気づかないうちに刻まれてしまうのが、下あごの「梅干しじわ」です。これがあるだけで老け顔に見えてしまうので、すっきり解消したいもの。そこで最新メソッド「コアフェイストレーニング」でできる対策を表情筋研究家の間々田佳子さんが指南してくれました。シリーズ24回目は「梅干しじわの解消」です。

口をとがらせて話すことがしわの原因

「下あごの真ん中にできる梅干しじわは、口先でしゃべる人、口をとがらせるクセのある人によく見られます。口先でしゃべると自然と口の周りに力がはいるので、しわもできやすい。さらに、力がはいりやすい部分は筋肉が発達しますから、あご全体の存在感が出てしまってデカ顔に見えることもあります。

また、“顔全体を動かして表情豊かに話しているのに、梅干しじわができる”という人は、下あごが出た受け口の状態で話しているかもしれません。

頬も下がっているはずです。下あごの力が強いと顔全体が下に引っ張られる一方、顔を引き上げる頬の筋肉が使えず、頬はたるんでしまうからです。口先で話している心当たりのある人は、下あごの力を抜き、口角を上げて話す。慣れるまでは難しいかもしれませんが、意識して続ければ梅干しじわははいらなくなりますよ」(間々田さん・以下同)

「梅干しじわ」
梅干しじわができるのは、話し方にも原因が…(Ph/photoAC)
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下あごの力を抜いて話す&笑う

また、姿勢の悪さもあごを使いすぎる原因です。

「猫背になると、顔が前に出て下あごが突き出た状態になります。そうすると、話すときにも下あごばかりが使われて頬はあまり使われません。ちなみに、猫背になって下あごを突き出したまま頬を上げてみてください。上がりにくくありませんか? 下あごを軽く引いて首筋を伸ばした姿勢の方が断然、頬は上がりやすいはずです。頬の筋肉がしっかり使えていれば、下あごに余計な力がはいらないのです」

ついついはいってしまう下あごの力をしっかり抜くエクササイズが、コアフェイストレーニングの「あごリセット」です。

コアフェイストレーニング「あごリセット」のやり方

座骨で座面を押しながら背筋を伸ばす
座骨で座面を押しながら背筋を伸ばす
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【1】椅子に座り、座面に座骨を立て、座骨で座面を押しながら背筋を伸ばす(このとき肩が上がらないように注意)。額とあごは床に対して平行にし、首の後ろを伸ばす。

あごリセット
親指と人さし指で下あごの真ん中を軽くつかむ
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【2】笑顔を作り、親指と人さし指で下あごの真ん中(口角の下)を軽くつまむ。

あごリセット
下あごの力を抜き、口角で頬を押し上げる
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あごリセット
指を外しても引き上がった状態であればOK
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【3】下あごの力を抜き、口角で頬を押し上げて10秒間キープ。指を外しても引き上がった状態であればOK。気になる人は、【3】を3~5回繰り返す。

「下あごの力をしっかり抜いたまま、口角を上げる筋肉(口角挙筋)だけを意識して頬を押し上げます。口角を上げたときに、下あごで指が押される感覚のある人は、口角挙筋ではなく下あごの力で口角を押し上げています。その状態でエクササイズを行っても効果が出ないので、下あごが動かないように指でしっかり押さえ、口角挙筋だけで押し上げましょう」

下あごの力が抜けるとデカ顔がシャープに!?

下あごに意識が向けば、しわがはいった瞬間に気づけるようになります。

「私はもともと “あご笑い”、“あごしゃべり”で顔の下半分しか使えていなかったので、下あごがドッシリした“だん広顔”でした。そこで、下あごの力を抜いて口角を上げることを意識するようにしたのですが、初めのうちはまるで上がらない。

それでも続けるうちに、徐々に上がるようになり、今では口角と頬を押し上げたまま長時間話せるようになりました。さらに、下あごがスッキリしたことで、体重は変わらないのに小顔に見えるという嬉しい効果も! まずは、下あごに力がはいったことに気づけるようになるだけでOK。はいったら抜く!を習慣化すればいつの間にか力がはいらなくなります」

嫌な梅干しじわとはさっさと縁を切って、若々しい表情を手に入れましょう。

◆教えてくれたのは:表情筋研究家・間々田佳子さん

表情筋研究家・間々田佳子さん
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コアフェイストレーニング考案者、ままだよしこメソッド株式会社代表。19歳の時にインドに渡り、顔のヨガを学ぶ。2010年フェイシャルヨガの高津文美子氏に師事し、インストラクター認定資格を取得。以後、顔ヨガブームの火付け役として美容業界を牽引。2020年より自身の新メソッド「コアフェイストレーニング」を考案し、顔の「軸」を見つけることで顔を引き締め、表情・印象をピンポイントで変えていく「顔のトレーニング」の普及を行う。講演・テレビ出演も多数。これまでに出版した著書は13冊累計56万部を突破。講座受講者は3万人を超える。主な著書は 『日めくり まいにち、顔ヨガ!』(小学館) 、近著に『間々田佳子のかんたん顔筋トレ』(KADOKAWA)がある。『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『NHKニュースシブ5時』『行列のできる法律相談所』『シューイチ』『この差ってなんですか?』他、多数のメディアにも出演。https://ameblo.jp/yoshiko-mamada/

取材・文/佐々木めぐみ

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