
リモートワーク時は“オンライン映え”するファッションで臨むのが大人の流儀。皇后雅子さまが披露された、リモートご公務でのファッションに注目し、そのおしゃれのポイントを探ります。
ワントーンで顔映え力を上げる
いかに顔周りをすっきり見せるか、明るく見せるかがポイントになるリモートワークファッション。トーンをそろえるワントーンの着こなしは、リモートワークする上でも大人の女性にとっていいことづくし。特に、オンラインファッションとしては、あまり配色を多くしてしまったり、柄ものを顔周りに持ってくるとごちゃついて見え、顔映え度は半減してしまうので注意が必要です。
やわらか生地のセットアップに2連パールでドレスアップ
2021年10月末に第36回国民文化祭・わかやま2021にオンラインにてご出席の際は、やわらかいニットのような生地でホフホワイトのセットアップというスタイル。




オフホワイトのセットアップは、襟ぐりがラウンドデザインで、やわらかい生地感も相まって女性らしさが際立ちます。雅子さまは2連のパールネックレスをお召しになり華やかさをプラスされていました。
ニットはやわらかい雰囲気が出せる一方で、リラクシーなムードも漂うのでともするときちんと感が半減。そこを雅子さまのように、存在感のある2連のパールネックレスをプラスすることで、ドレス感がアップし華やかさときちんと感が演出できます。
濃淡の違うグレーで奥行きをプラス
2021年3月、岩手県の陸前高田市の復興状況などをオンラインにて視察された際は、天皇陛下とおそろいのグレーのジャケットに、インナーには少し淡いグレーのブラウスというコーディネートでした。


カチッとした濃いめのグレーのジャケットに、とろみのある淡いグレーのボウタイブラウスを合わせた甘辛ミックスコーデは、きちんと感もエレガントさも感じられます。
ライトグレーは、品よく、顔映えもいいので大人女性に人気のカラー。Yシャツのような辛口のシャツではなく、とろみ感のあるボウタイブラウスを合わせることで、ジャケットスタイルでもフェミニンムードが香ります。締め色である濃いグレーのジャケットの中にライトグレーのブラウスを着ることで、奥行きが生まれシャープな印象も。また、ボウタイブラウスはボリュームも立体感もあるので、小顔に見せてくれる効果も期待できます。
クリーミーなホワイトが優しいオーラ満点
2021年9月に宮城県の第17回世界地震工学会議開会式にオンラインにて出席された際は、クリーミーなホワイトのワントーンでおまとめに。




クリーム色がかったオフホワイトのセットアップにパールのネックレスとイヤリングというスタイル。
インナーも同色でそろえることで、完璧なワントーンコーデが成立。ホフホワイトは表情を明るく見せ、やわらかい雰囲気を与えてくれるカラー。そこに、パールのアクセサリーをつけることで、ツヤ感がプラスされ、リッチなムードに仕上がります。
鮮やかなロイヤルブルーでさわやかに
2021年10月に、第40回全国豊かな海づくり大会にオンラインにてご出席の際は、ロイヤルブルーが鮮やかなセットアップをお召しに。




ロイヤルブルーは雅子さまのお気に入りのカラー。これまでも度々お召しになってきました。今回のセットアップはジャケットの襟やポケットに少し濃淡の違う生地でパイピングのデザインが施されていて、よりキリッとメリハリ感が漂います。
雅子さまのようにパールのネックレスやイヤリングをプラスすることでブルーという寒色でも女性らしさがプラスされ辛口ムードを中和。同時にツヤ感や華やかさもアップします。
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