コンセプトルームは、近場でも非日常の世界感が味わえて、リフレッシュにぴったり。キャラクターがテーマだと子ども向けと思われるかもしれませんが、大人こそ満足できるコンセプトルームも実はたくさんあります。今回は関西でおすすめのコンセプトルームを、旅行ジャーナリストの村田和子さんが紹介します。
一歩入った瞬間から、その世界観に浸れるコンセプトルーム。関西在住のかたは近場でのリフレッシュとして、遠方のかたはコロナの状況が落ち着いたら楽しむ計画をしてみるのもよし。幼いときから慣れ親しんだハローキティやスヌーピー、はたまた海のいきものに癒される……きっとお好みのものが見つかるはず。
* * *
永遠のアイドル!ハローキティと森に癒される…ホテルヴィスキオ尼崎「ハローキティ ルーム」
新幹線を新大阪駅で下車し、JR東海道線で11分。大阪はもちろん、神戸や宝塚へもアクセス至便なJR尼崎駅に直結のホテルヴィスキオ尼崎は、宝塚ファンやビジネス利用が多いホテル。館内はシックで落ち着いた雰囲気なのですが、実は2室だけ、知る人ぞ知るハローキティ ルームがあるのです。
ホテル名にもなっている「ヴィスキオ」とは、イタリア語で「宿り木」の意。森の中にあるキティちゃんのお家に遊びに来た想定の客室は、街中だというのを忘れてしまいそうな癒しの空間です。
実はここに描かれているキティちゃんは、すべてホテルヴィスキオ尼崎のオリジナル。通常よりも頬がぷっくりとしていて可愛らしく、個人的にはとっても好み。フォトジェニックな客室は、写真を撮る手が止まりません。
友人や親子で滞在もいいですが、おひとり様での利用もおすすめです。キティちゃんが誕生したのは1974年で、私も小学生の時から慣れ親しんだキャラクター。幼少のころを思い出しつつ、その世界観に浸って楽しめます。
私はケーキをテイクアウトしましたが、ホテル2階「カフェ&レストラン ウエストリバー」ではテイクアウトの朝食も販売。ピクニック気分で楽しむのもいいのでは?
「熱烈なキティちゃんファン」「とにかく、かわいいものが好き」というかたには、ピンクがベースの「おさんぽin Kansaiルーム」はいかが? 関西の観光地をモチーフに、さまざまなスタイルのキティちゃんが出迎えてくれます。
「ハローキティ 新幹線」も併せて楽しむのもいい
「おさんぽin Kansaiルーム」の壁紙にもある「ハローキティ 新幹線」は、実際に新大阪駅と博多駅間を「こだま」として一日一往復しています。特に追加料金はかからず通常の新幹線と同様に利用OK。
実は「ハローキティ 新幹線」は自由席の方が、ワクワク度が高いデザインでおすすめ。時間をあわせればいつでも乗車できるので、意外と手軽に利用ができます。
なお東京発で目的地が大阪なら、新大阪駅で「ハローキティ 新幹線」に乗り換え、姫路駅まで乗車するのもおすすめ。東京から往復乗車券を購入すると往復割引が適用され、180円の差額で姫路駅までの往復乗車券が購入できます。特急券を姫路駅まで延長しても新大阪駅との差額は500円ほど(※駅構内から出ずに新幹線を乗り換える場合)。姫路駅で下車して観光、帰りはJR在来線で尼崎駅まで戻り (所要1時間)ハローキティ ルームに滞在…そんなキティちゃん満喫プランもおすすめです。
■ホテルヴィスキオ尼崎 https://www.hotelvischio-amagasaki.jp/
■ハローキティ 新幹線 https://www.jr-hellokittyshinkansen.jp/
(C)2022 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L622024